先日、Aさんの愚痴を聞きました。Bさんという人の話になります。
数十年前に、Bさんが鳥の唐揚げ店で鳥の半身揚げを買ったそうです。その際に、Bさんがバスで持ち帰るので、しっかり包んでくださいなど、いろいろ言ったことにより、店員さんが混乱してしまったのか、Bさんが代金として出した5,000円札を10,000円札と勘違いしたまま、おつりを渡したそうです。Bさんは、そのことに気づいたまま、おつりを受け取って店を後にしたそうです。
そのことを得意気にAさんに話したそうです。Aさんは、真面目な人なので、そういう行為が許せないらしく、話を聞いて不快になったそうです。
ここで、私のアドバイスは「Bさんは、そういう人です。以上。」(笑)で終わってもいいのですが、いや、終わりなのですが(笑)
せっかくの題材なので、いつものように、世間とはズレた私の感覚で考えてみたいと思います。
まず、半身揚げを800円として4つ購入した場合3,200円です。5,000円支払った場合、おつりは1,800円です。10,000円支払った場合、おつりは6,800円です。つまり、5,000円得をした訳ですね。あれ、書く必要なかったですかね?(苦笑)
Bさんは気がついていたならば、すぐに指摘するべきだったでしょうね。それにより、店員さんのミスを防ぐことになり、感謝もされるでしょうし、Bさん自身も悪銭を得なくて済んだはずですから。
今回のケースでは、Bさんは気づいていながら悪銭を受け取ってしまった訳ですが、もしかしたら、後になって店員さんが気がついて「あっ、あのオヤジに渡したおつりを間違えてしまった!」と思ったとします。
店員さんが真面目な人なら、勇気を出して、店長に事情を話すことでしょう。当然、怒る店長もいるでしょうし「いいよいいよ、次から気をつけてね♡」という店長もいるでしょうが、いずれにしても、店の損失が発生した訳であり、店長も気分が良くないことでしょう。
また、気の弱い店員さんだったら、そのまま黙っていて、その後の勤務において、いつもドキドキしていなければならないでしょうし、こっそりと自腹で責任を取るような店員さんもいるかもしれません。
このように、Bさんの行為によって、いろいろな人の人生(大げさですかね?)が変わる可能性がある訳です。ここまで考える必要は無いのかもしれませんが、怖いですね。
次にBさんの話になりますが、Bさんは、一時的に5,000円を得をしたように感じたかもしれませんが、おそらく、5,000円はすぐに手元から離れたはずです。もしかしたら、この5,000円を含めた、2倍、3倍の変な出費があったはずです。
これは「悪いことをしたからですね?」ではなくて、説明が難しいのですが「そういうシステム」であると理解していただきたいです。「?」と思ったら、バッサリと読み飛ばしてください。
それと、店員さんの生霊が飛んできたでしょうね。おそらく店員さんは、後で気がついたように思います。ですから、不要な恨みの念を受けてしまった可能性があります。
あとはBさんは、目に見えない世界からの「お試し」を受けているように感じました。今回は、もしかしたら不合格だったかもしれませんね。そうなりますと、また同じような機会が与えられます。
長くなったので、最後にクイズです。
その後、Bさんは行きつけの理髪店に行きました。散髪終了後、5,000円札を出しました。理髪店の方がおしゃべりな方で、しゃべり続けているうちに、10,000円札を受け取ったと勘違いし、5,000円多くおつりを渡しました。
さて、Bさんはどうしたでしょう?
①前と同じように受け取った。
②間違っていますよ、と指摘した。
以上、ほぼノンフィクションでお送りしました。
それでは、また。