秘密厳守:SNSの運用代行に必要なこと

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ビジネス・マーケティング
SNSの運用代行は令和っぽい新しいジャンルのお仕事で、信頼と秘密厳守が大前提で
・投稿の作成と投稿
・スパムへの対処
・フォロー関係の運用
・いいねやフォロワーとの絡み
・フォロワー層の分析
・コンプラや規約チェック
などをすることになります。いわゆる普通にSNSをやるだけなのですが、これが経験ない人にはなかなか難しく、怖いという人も多いです。事実、誤字脱字や言葉狩りだけで炎上させようとしてくる層もいますし、ライバルだからと言う理由でアンチしてくる謎ユーザーもいます。そういうスパムや炎上対策もできないと、SNSの運用代行はできません。

投稿を作る場合には、写真や文章を合わせて一定の品質が必要で、業務としてはターゲットを絞ってコンテンツを作ることになります。が、見る人はタイムラインに流れてきたら全部自分向け、と勝手に思いますので、変な絡み方をする勘違いさんもいます。InstagramでもTwitterでも自分中心で変な人はいますので、そういう層への対処さえできれば、SNSの運用代行で怖さを感じることはありません。

スパムしないと伸ばせない代行業者も多い

実は、スパム行為をやったり、サクラアカウントを使ってフォロワーを水増ししたりするSNS代行業者がかなり多いです。フォロワーのノルマやインプレッション、PVのノルマはカンタンにクリアできちゃうので、RTやいいね、リプ、リポストもKPIでは当てにならず、プロフィールへのアクセス数もカンタンに水増しできてしまうという…闇の深い所もあります。

大金を取る所ほど、そういうスパムや数字の水増しをしているケースが多いです。スパムにも水増しにもお金がかかりますので。

商品や金券をチラつかせてRTとフォローを増やすのもスパムですし、サクラアカウントを使うのも違反行為ですし、数千円課金してフォロワーを増やすタイプのアレも違反行為ですが、数字さえ出れば良いという契約だとそういう手法を取る業者は多いです。
(※個人の場合は1発で信頼が消えるのと予算の関係でほとんど聞かない。本当に業者に多い。契約書面でしっかり記載あるか確認した方がいい。)

一般人の代行の方が頼れる場合がある

そこで頼りになるのが、会社や知人の若い人やSNSに詳しい一般の人、SNS歴の長い人です。バズりも経験し、炎上対策もだいたい知っていて、ミュートやブロックを容赦なくできて、何をしたら炎上するか知っていて、Canva等を使えて最低限おしゃれなコンテンツが作れて、Meta Business SuiteやTweetDeckなどの公式ツールも使えて、フォロワーとのやりとりもできて、DMの無視もできる人の多くは一般人(できる若者は結構多い)です。

SNSに長く触れている若者や一般の主婦の方が安心して任せられますし、何より業者より安く、数字の水増しをするという信頼を失うリスクしかないことをするメリットがない、かつ、モラルやルール、規約を把握していて、もはやプロ…という個人または実質個人に任せたほうが安全な場合もあります。

業者に任せても、個人のSNS慣れした人に任せても、できることはあまり変わりませんし、リスクも同じです。メアドやパスワードの漏洩、コンテンツの炎上など常識あるSNS慣れした人であれば対策も対処もできることです。業者は土日の深夜に炎上してても対処できないですが、慣れている個人なら即座に火元を消して、スパッと対処できるでしょう。本来燃えるような内容でなくても燃やすヤカラがいるのがSNSなので柔軟に対応できる「信頼できる人」だったら任せて大丈夫です。

炎上は初期鎮火が全て

まずはコンテンツや投稿内容の段階で、炎上しないものを作ります。当然当たり障りのないものになりますが、しょうがないです。

それでも揚げ足取りや曲解したユーザーとその取り巻きによる炎上遊びに絡まれることはあります。
・企業なのに〇〇
・そんなことも分からないのか系
・やはり〇〇は~~
・どうせ他のこともうんぬんかんぬん
というようなテンプレート転用によるそのまんまの引用RTやリポスト、リプで炎上を装います。そのあと、釣られた一般人が何も考えずにRTして話を大きくしますが、変なのが沸いたら、即投稿を削除、修正して再投稿、変なのとその取り巻きは全員スクショしておいてミュート、ブロックと通報を全件やります。SNSプラットフォームの仕様ですので、機能はどんどん使いましょう。ブロック解除によるフォロワー削除も必須です。迷惑ユーザーはSNSでもリアルでもお客様ではありませんので、出禁にしてください。

この作業をあえて夜中に、中の人が寝ていそうな時間にやって遊んでいる層がありますので、そういう層のアカウントは先行ブロックしましょう。夜中に見かけたら、即時対処してそれ以上騒がせないようにしましょう。文句のつけようがない状態にしていても絡んでくるのがいれば、スクショをしておいて、後々の訴訟や開示請求用に残しておきましょう。

経験上、そういう層の年齢と性別、年収と社会的属性は共通してることが多いので、そういう層向けのコンテンツを作らないのも一つの対策です。過去の経験上、40~50代のおじさん集団(家庭はあっても家族や職場に認められてない系とか独身貴族暇人とか)が深夜とか昼間とかに炎上工作を仕掛けるケースが多く、分野はさまざま…。男女で炎上しそうな内容をふっかけあってるような層もいるので、そういう所は触らないようにし、もし、フォロワーにそういう活動を楽しんでいるアカウントがあったら、ブロック解除してフォロワーから消しておきましょう。火元になります。

運営企業のミスや100%企業が悪いケースもありますが、そういう場合はSNS担当者ができることは企業の代弁のみです。火元が企業側にある場合はどうしようもなく、そういう企業の仕事を受けてしまったことを後悔し、早めに縁を切りましょう。SNS担当者には責任がないケースが多いです。SNS担当者が心無い言葉を受け止める必要ないというか、そんな筋合いはないというか、そこまでの責任はないので、スルーしましょう。ドライにいきましょう。

依頼相場はバラバラ

SNS運用代行の依頼料相場はバラバラでよくわかりません。例えば、投稿1つあたりに何を含めるかで決める場合、文字100文字くらい、画像1枚、ハッシュタグで1投稿500円~1500円とすれば、あとは毎日投稿するか、1週間に1回にするかで変わってきます。

フォロワーやスパムの管理関係は一律3,000円とか5,000円とかにしつつ、フォロワーが増えたらその人数×10円とかにしても良いかもしれません。このあたりの依頼料は、各自で基準を設けておいて、あとは依頼者の予算や希望内容に応じて細かく変更したら良いかと思います。

SNS運用代行をやってみたい方は、まずは3つから5つほど違うジャンルのアカウントを自分で作って運用し、ポートフォリオとして紹介できるようにしましょう。フォロワーは1000~3000、インプレッション、PVもそこそこ見せれるようにしておき、過去に炎上していないこととか、炎上しないための対策とか、パスワード管理とか、コンテンツの作り方とか、SNSの規約上の問題とか解説や説明できるようであれば、任せても大丈夫かなと思えます。

最初は1ヶ月、2ヶ月任せてみて、大丈夫そうだったらそのまま継続で…となる事が多いので、まずは自身でSNSアカウントを持ってしっかり回し、問題なく運用できることを証明しましょう。


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