10年以上珈琲を淹れ続けた私。ネルドリップ篇

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※これから綴ることは、あくまで正解・不正解などではなく、自分なりの解釈や感想なのでご理解ください。

自分が勤めていた会社は、ネルドリップのお店もあれば、ペーパードリップで淹れるお店もあった。
直営だけだった店舗もここ何年かでFC店もできて、「北海道で行ってみたいカフェ」では上位に入る程人気で有名なお店だ。

そのおかげで、私は今でもネルドリップで淹れた珈琲が好きだ。
淹れる前、淹れ終わった後、正直ネルの手入れはペーパーなどに比べてかなり大変。
でもその分、ネルならではの特徴的な味に魅了される人も少なくない。

ネルから抽出されるコーヒーという液体は、まず雑味が少ない。
とろっとした舌触りがあり、甘みや濃くすらも強く感じられる。
ネルの厚みもある為、ペーパーに比べお湯が落ちる速度も遅く
その間にカウンターに座っているお客様とお話しする時間は自分にとって
物凄く貴重で大好きな時間だった。
常連さんも数人いて、その方達とのおしゃべりも、新たに来店してくれた
お客様との会話もまるで昨日のことのように思い出す。

自分が新人だった頃、いよいよ珈琲を淹れられる時期が来て、
とても緊張していた私を常連さんが温かい目で見守ってくれていたこともあった。
「緊張した〜」と常連さんから溢れる本音に思わずみんなで大笑い。
そして飲んでくれた瞬間に「美味しい!」と言ってくださったあの時の常連様。元気かなあ。また会いたいなあ。
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