蛇神様と悪戯好きな稲荷様について

蛇神様とイタズラ好きのお稲荷様の話

　早くに筆が乗ったので気まぐれに書き連ねていく。

　今回は新しく付いた蛇神様についてだ。

　蛇神様は深夜に現れた。

「私の声聞こえる？あんたに付きたい！」

　と。

　とりあえず眠かったのでお名前だけ付けた、仮にNさんとさせていただく。

　そのまま寝て目が覚めた時、あまりに信じられない話だったので白昼夢でも見てたのかしらと思って水を飲んでいたら、つるりとコップが滑り、服はビショビショ。

　また声が。

「あたしのこと信じないつもり！？」

　とお怒りだった、どうやら本当のことだったらしい。

　女性の柱は二柱目。

　Nさんはずいぶんとイタズラ好きで元気な神様で、私が視えてるお姿はスッとした目元、目尻には赤い紅を引いている、お洒落な日本美人のような方である。昔風にいうと傾奇者、今でいうギャルだ。

　花魁のように豪華なお着物を着てらっしゃる。

　まだ声が聞こえたばかりなのでよくは知らないが、前からいてくださってる稲荷の神様と同性ということもあり、女子トークに興じてて楽しそうである。

　Nさん「あたしの着物と違って、あなたは簡素なお着物を着てらっしゃるのねぇ」

　Iさん「私は伏見の柱よ！？神様に仕えてるんだから当たり前よ！」

　とまぁこんな感じだ。

　稲荷の神様も楽しそうで何よりだ。

　先日は上野に訪問していて、たまたま行きがけに稲荷神社を見かけたのだが時間がなく、お詣りができなかった。

　もちろんそちらの稲荷神様にも話しかけれた。

「あんた寄っていくわよね！？」

　と。、

　帰りがけに時間が合えば寄らせていただきますと伝え、所用を済ませた後、帰り道に寄ろうとしたが前を通らなかったため寄れず、、

　高架下を通っている時にふと背中に水がぽたっと垂れてきた。

「あんた、来るって言ってたのに来なかったわね？！

　罰だと思いなさい、これくらいで済ませてあげるわ！」

　と、、

　どうやらだいぶイタズラ好きの神様なようで、大変可愛らしいイタズラで済ませていただいて助かった。

　また筆が乗ったら気ままに執筆していく。