~をやらされている、と感じると何をしてもうまくいかない

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ビジネス・マーケティング
私は以前に人事労務の専門家を称していたこともあって、様々な労働問題について自分なりにあれこれと考えていました。
その中でも「過労死」の問題については結構深堀していたと思います。
ここではその内容については触れません。

ただ、「長時間労働にさらされているサラリーマンは日本ではたくさんいるのに、一部の人が不幸にも過労死するのはなぜ?」ということと「経営者、特に創業者はそれこそ死ぬほど働いているのに長命の人が多いのはなぜ?」という素朴な疑問をずっと私は持ち続けていました。
この疑問に関する答えは幾つもあって、それらが絡まりあって発生しているのですが、私はこれしかない、という私なりの答えを見つけました。

それは・・・
「やらされていると感じてやっているか、自らからすすんで自らの意志でやっているか」というただそれだけというもの。
至ってシンプルで、拍子抜けするほど簡単なものです。
でも、この「やらされている感」の話は意外と奥が深いですよ。

ビジネス以外の他の分野でも当てはまります。
たとえば、スポーツの世界。
昨今良い結果を出しているチームや個人はすべてと言っていいほど「楽しんで」「自分の頭で考えて」「自らの意志を強く持ってその通りに実行」しています。
逆に昔ながらの昭和的な、体育会的な「シゴキ」「根性論」がまかり通って選手に無理やり上からの命令でやらせているようなチームは見事なまでに凋落しています。
私は昔の体育会的なノリが大嫌いでそのような組織に馴染めなかったので、この傾向はとてもいいと思っています。

よく、よかれと思って他人の行動などを変えようとしてアドバイスしたり、ひどいときにはこうしろと強制したりする人がいます。
そして見事なまでに相手方はそれらのアドバイスを実行しないし、以前と変わらないままです。
そのアドバイスがたとえ正しいものでも結果は変わりません。
身に覚えがありませんか?
当たり前と言えば当たり前の話です。
自分が他人から強制されたことなんか(たとえそれが善意によるものでも、正しい物でも)したくないですよね。
義理があったり、相手が上の立場だったりしたら「やっているふり」はします。
これでは結果は伴わないのは当然です。

娑婆で生きていたら・・特に「常識」とか「普通」とかに囚われて「みんなと同じように」生きていたら、多くのことをやらされてしまいます。
ここに沢山の「生きづらい」人が存在する理由があるように思います。
うまくいっている人たちはおそらく「ワクワクして」心の底から楽しんで仕事や研究なんかをやっているのです。
だから創業時のエピソードで良く語られる「寝る間を惜しんで、夜を徹して仕事に打ち込んだ」創業者は過労死なんかとは無縁だったのです。
いや、元から丈夫だったとの反論もしたいところでしょうが、多くの成功者は身体が弱かったという事実があります。
松下幸之助さんはとても体が弱かったということは有名です。
結局は仕事にしても学業にしても、本人が「やらされている感」を抱いている限りはうまくいかないし、無理して続けて一時的に成功したように見えてもいずれは破綻します。

成功するための第一歩は、今やっていること、やろうとしていることを「ワクワクして」楽しくできるか、ということに尽きるのではないでしょうか。
私たちはいかにして「ワクワク」することを見出すか、を一生をかけて続けていくのかもしれません。
そして、私は人は誰でも「ワクワクして、本当に楽しいと感じる」ことを見つけることができると強く思っています。


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