マズローの欲求段階説

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マズローの欲求段階説


今回の内容はマズローの欲求段階説ついて書いていきます。

マズローの欲求段階説とはアメリカの心理学者のアブラ・ハムマズローが提唱した説で人間の欲求は5段階のピラミッドのようになっており下から順に欲求を満たすことができれば、1段階上の欲求を目指すものです。
欲求段階は下から順に「生存の欲求」「安全・安定の欲求」「社会的欲求」「自我的欲求」「自己実現の欲求」となっています。

まずピラミッドの底辺にある第1段階の欲求「生存の欲求」というのは、生きるために必要になってくる三大欲求を満たそうとすることです。
三大欲求とは、食欲・性欲・睡眠欲のことで本能的な部分です。
「お腹が空いたからご飯が食べたい」といった欲求になります。
この部分の欲求が満たされれば、1段階上への欲求が出てくるのです。

それが第2段階目の欲求「安全・安定の欲求」になります。
この欲求は「安全に安定した生活を送りたい」といった欲求であり、雨風を凌げる家で生活をしたり、食料を貯蓄したりといった欲求です。
つまり第1段階でお腹いっぱい食べることができれば、「明日もお腹いっぱいに食べたい」といった欲求になりそこを満たそうとするのです。

次は第3段階目の欲求「社会的欲求」、どこかに所属しているという欲求になります。
つまり安心安全に生活を送ることができる環境ができれば、次は家族や仲間が欲しいという欲求に繋がるということです。
この欲求が満たされない場合、孤独感を感じたり、不安を感じたり、また最近特に増えてきている鬱状態になったりしてしまうのです。

逆にこの欲求が満たされれば第4段階目の欲求「自我的欲求」になります。
この欲求は「他人から認められたい」「自立した個人として尊重されたい」という欲求になります。
またここの段階は、自己尊重感や自己信頼感を得ることで欲求を満たすことができる部分もあります。
つまり他人からだけではなく、自己評価が適切にできるというのもポイントになります。

最後の欲求として「自己実現の欲求」になります。
人間には、「自分にしかできない生き方をしたい」といった部分を誰もが少なからず持っているはずです。自分の可能性を最大限に引き出し、「目標を達成したい」「自己成長したい」といった欲求があります。
社会的に成功した人が社会貢献活動を行うのはこの部分の欲求に入ります。

あなたの欲求(悩み)がどの段階にあるのかを理解することが重要になってきます。
あなたが欲求している部分とあなたがしようとしている部分の段階が一致していなければ、その欲求を満たすことが難しいということになります。

最初にも書きましたが、1段階ずつしか欲求段階はあがっていきません。
あなたの欲求(悩み)をもう一度意識し直してみてはいかがでしょうか。


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