インスタPR案件のマーケティング効果の落とし穴について

記事
ビジネス・マーケティング
私は28年の東証プライム企業での勤務実績と経験があり、そこで得た知識やスキルをココナラでサービス提供し、喜んでもらえたらと考えております。
※本記事は8,000字超の情報につき、途中から有料とさせて頂いております。

これまで仕事で様々なマーケティングや広告案件に携わって参りましたが、多くの企業やお店などでは費用対効果が乏しく、売り上げが伸び悩む結果をたくさん目にしてきました。特に飲食店などにおかれましてはお店側は食事提供などの主業務で忙しいこともあって、グルメアカウントグループや1万人以上フォロワーのいるインフルエンサーに報酬を払って丸投げしている状況が数多く見受けられました。また、こうしたお店の状況は”フォロワー数=影響力=たくさんの人への宣伝になる”という誤った思考や解釈に陥りがちです。仕事が忙しければ忙しいほど”消費者目線”という最も重要なファクターを見落しやすくなります。安易な広告戦略そのものが、貴方の大切なお店や上質な商品に泥を塗り、PRどころか宣伝の逆効果、つまり、お店自体の悪評や提供するサービスに対する不信感へと繋がり、客離れを起こしている現実をご存知でしょうか。

お店側の目線からでは見落としがちな、インスタPR案件による客離れの落とし穴について、6つの観点から紐解くと共に、具体的対策も提示致します。

①商品紹介における逆効果

例えば、フォロワー1万人以上のインフルエンサーの見た目(顔)が好きで、貴方もこれをフォローしていたとします。しかし、その投稿は商品紹介に溢れ、お決まりの『すっごく良かった』『みんなも良かったら使ってみてね』の謳い文句のある商品紹介を見て『よし私も買ってみよう』と本当に思いますか?『この人が使っているなら絶対に良い商品だよね!』と盲信するレベルのファンや、揺るぎない信頼を獲得しているようなインフルエンサーは、ごく一部のアイドルや有名芸能人くらいなものでしょう。

正直、数万人程度の一般的なインフルエンサーにはそこまでの魅力はありません。何故ならそのフォロワーの多くはフォロワー稼ぎを目的としたBOT的な役割を持つダミーアカウントやフォローリストからの閲覧を稼ごうとする業者に溢れ返っているからに他なりません。そうしたインフルエンサーが本業や魅力ある発信を疎かにし、案件ばかり目立つようになれば、たちまち魅力を失い、タイムパフォーマンスの観点からも”このアカウントからはこれ以上有益な情報が効率良く得られない”と判断されてしまいます。私なら投稿とストーリーをミュートにするか、フォロー整理の際にフォロー自体を外してしまいます。

これだけなら案件を依頼した店側に不利益は見られず、案件投稿ばかりのインフルエンサーの損失だけに見えます。しかし、重要なのはここからです。

この続きは購入すると読めるようになります。
残り:6,940文字
インスタPR案件のマーケティング効果... 記事
ビジネス・マーケティング
500円
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す