光の当て方を変えれば、値上げしてもお客様は殺到する

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ビジネス・マーケティング

プラシーボ効果というのを聞いたことありますか?


本当は小麦粉だとしても、薬だと信じ込む事によって何らかの効果がみられるという現象のことですが。


実は、これは何かスキルを得る時も同じことが言えます。


無料で手に入れたノウハウと100万円払ったノウハウが仮に同じ内容だったとしても、100万円を支払った人の方が成果を出しやすい(吸収する)ということです。


これは、あなたにも経験があるはずです。


誰かにもらった本は興味があるものだとしても、1度も読まずに本棚にしまった経験が。


しかし、あなたが自分のお金を払って購入したものはどうでしょうか?


真剣にはじめから最後まで読むはずです。


そう、人間の心理には、無料のものは勝手に無料相当の価値しかないと判断
してしまいます。

それが、100万円の商品を友人に無料でもらったとしても。


そして、もっと見落としがちなのが「返金保証」


これは、実は購入者側にとってのリスクを軽減し購入を促す手法ですが、実は心理的観点から言えば、購入者にとっては逆効果になる可能性があります。


返金保証は、購入者をダメにします。


それは、「ダメだったら返金すればいいや」と勝手にこの心理が働いてしまうのです。


そう、人によってはダメ(失敗)ありきで考えるので、上手く行くはずがないのです。


このように考えると、あなたが本気で何かを手に入れたい時は、躊躇せずに支払った方が確実に成果が出ます。


私も昔、師匠から月10万円のコンサルを受けていましたが、特に何かを教えてもらっているわけでもなく、自分の尻に火を付ける事で稼ぐ原動力となりました。


では、逆に購入者ではなくあなたが販売者だったとしたらどうか?


それは、
「光の当て方を変えて値上げする」ことです。


人間は、すべて数字をお金に換算しています。
本人は、そんな気もなく気づかないうちに。


たとえば、
居ぬき物件をリフォームし、格安で提供している旅館があります。


買収前の価格は25,000円
買収後の価格は5,000円


その差なんと2万円。


ただ、この金額だけを見るとなんとなく「どうせ5,000円だから」と価値を低く見ると思います。


多少料理の質が上がる程度で、それほど大きな差などありません。


5,000円払った人は5,000円の価値と判断します。


しかし、25,000円支払った人は25,000円の価値を感じます。


人は、支払った金額のものしか手に入りません。


もし、あなたが消費の商品ではなく、自分への投資を行う商品を扱っている
場合は特に値上げした方が成果を実感してもらえるでしょう。


ここで言う投資商品とは金融商品ではなく、学ぶことで新メニューが出来たり自分がスキルアップすることでより稼げたりするものです。


そういった観点で考えると、ダイエットも投資商品かもしれません。

未来への自分への投資ということです。


もう少し事例を交えてお話しします。

婚活専用の美容院があるのをご存知ですか?


そのメニューは実に面白い。

・公務員が好むカット
・オタクが好むカット
・医者が好むカット

このように色々なメニューがあり、値段も高いのですが、

更に、婚活の度にリピートするので常に「満席」といいます。


このように、もしあなたが値上げをしたいとしたら、まずすることは消費商品ではなく体験を売るような投資商品というアプローチに変えることです。


その他、メガネの相場は年々下がっていますが「モテるメガネ」が流行っています。


価格も、5万円以上だから驚きです。


使用価値で言えば、5,000円のメガネとさほど変わりないのですが、体験価値という投資商品の切り口に変えるだけで、10倍の価格にしてもお客様は殺到します。


消費商品は娯楽でしかありません。
しかし投資商品は、お客様の未来を変えます。


もし本気でお客様に明るい未来を手にしてもらいたいとしたら、躊躇せずに値上げしてみましょう。


ただその際、忘れてはいけないのが、金額だけを値上げするのではなく、きちんと価格の10倍の価値を提供して下さい。

その価値提供がお客様の満足に繋がります。

それでは今回はここまで。



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