もし、あなたがお客様の悩みを考えているとしたら、それは大きな間違いです。
なぜなら、販売者であるあなたが分かるはずもない。
少し考えて下さい。
お客様は、悩みによっては自殺を考えているかもしれないのです。
しかし、販売者のあなたはまさかお客様がそんなこと考えているとは思ってもいない。
当然、あなた自身も。
商品が解決する悩みは、実は軽いものもあれば重たいものもあるにも拘らず、お客様と同じだけの悩みを想像することなどそもそも不可能なのでです。
しかし、その悩みの中でも、自分の考えている悩みが当てはまるケースがあります。
それは、自分もお客様に該当している場合です。
腰痛商品を扱っているとして、自分の腰痛持ちだとしたら、その方の苦しみを体感しています。
そして、あなた自身も自社の商品を服用するだけでなく他社の商品も調査も含め購入し、服用する。
このように、自分もお客様と同じ視点で悩み、過去に身銭をきっているのであれば、お客様と同じ目線になります。
しかし大半の場合、お客様とまったく違う位置から見ていることになります。
お殿様が平民の気持ちが分からないように、販売者であるあなたにはお客様の本当の気持ちは分かりません。
それは、作られた想像上の悩みだからです。
では、どうしたらいいのかというと。
お客様の悩みを考えてもムダ。
考えるのではなく、分かる(見つける)だけです。
お客様に聞いてもいいし、ネットで公開されている悩みを探してもいいし。
そこには、あなたの意見など不要です。
聞いたことを加工せずまとめるだけ。
あなたの主観を入れて加工すると、調査そのものが意味をなくします。
だからこそ、お客様の悩みを考えるのではなく、お客様の悩みを分かって(見つけて)下さい。
もし、少しでもお客様の気持ちに近づきたければ、他社の商品を身銭をきって購入して下さい。
会社の経費ではなく、あなたのお小遣いで購入することに意味があります。
お客様が感じる痛みをあなた自身で感じなければ、お客様の気持ちに近づく事は出来ません。
ということで、今回はここまで。