ひとつの情報をもっと深読みする

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ビジネス・マーケティング

会員の方をサポートをしていてすごく感じるのが、お客様の情報を調査していない方がすごく多いのと、仮に得たとしてもその情報を軽く考えている方が多いように感じます。


ひとつ目の調査については、お客様を無視して自分の言いたいことを主観で作っている。


そして、もうひとつは、得られた情報を無視して売込みをしている。
ということです。


まずはじめの調査をせずに、という項目についてもう少し見て行きます。


当然、調査なしにお客様の望むものを予測するのはビジネスではなくギャンブルです。


たまたま望むものがマッチングすれば売れるかもしれませんが、今の世の中、想像でまず先に作っても売れることはありません。


そして、一番多いあやまちは、いい商品がすでにそこにあるからこれをお客様に売ろう、と考えるものです。


お客様は、いい商品が欲しいのではありません。

「いい商品≠お客様が必要としている物」という事です。


仮に多少品質が悪かったとしても、自分の悩みや願望を叶えてくれるものが欲しいのです。


そう、商品品質は二の次でいいのです。
まだ欲しいとも言っていない人に「良い商品ですよ」と言っても「いらない」となるだけです。


次に、得られた情報を無視しているというのはどういうことか?


直接、お客様から本当のことを聞ければいいのですが、大概の場合、本当のことを話す人はいません。


では、誰になら本当のことを言うのでしょうか?
それは、ひとつ例をあげるとすると、検索エンジン。


あなたも検索エンジンを使った事があると思いますが、そこに打ち込む情報は、探しているものを的確に見つけるものなので、人の目を気にして検索している人などいません。


そう、本能のままに打ち込んでいるのです。
そのキーワードが、たとえ人には言えないような深い悩みだったとしても。


そんな重要な情報がネット上に公開されているにも拘わらず、販売者は無視して自分の言いたいことをただ言っているのです。


言い方を変えると、お客様は知りたいことを調べているだけで、商品が欲しくて検索しているわけではないのです。


例えば、
「屋根 塗装」の場合、
屋根の塗装を考えている人なので、その人が何を目的としているのかをもっと深く考えます。


屋根 塗装のための業者選びなのか?
屋根 塗装の価格なのか?
屋根 塗装はどのくらいの頻度で行うのか?


更に、今は2つの複合ですが、3つ目のワードがあればもっと見えてきます。
この場合、検索数は少なくても指標にするだけなので問題ありません。


例えば、
「屋根 塗装業者」というものがあれば、業者を探しているニーズがあると分かります。


このように、ひとつ得た情報をもっと深く考えて行くのです。


そして、あなたがすることは、、見込み客が検索エンジンに質問してきた情報の回答策をホームページで教えてあげるのです。
商品を紹介するのはその後です。


質問されたことを回答しないというのは、会話では考えられないことです。


オフラインで考えてみると分かります。


病院に来た患者に症状を聞く前にいきなり「この頭痛薬は新商品だからすごくいいですよ」と言う先生はいないと思います。


必ず、症状を聞き処方する。
当然、診断したら腹痛で下痢に悩んでいるかもしれないのです。


しかし、インターネットでは頻繁に行われています。


社内では、「もっとお客様のことを考えろ」と言っているにも拘らず。


お客様がどんなキーワードで検索しているのか知らずにホームページのコンテンツを作っている。


あなたは、検索ワードに合うコンテンツを用意し、出迎えていますか?


独りよがりのコンテンツは、価値は半減します。

ということで、今回はここまで。



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