前回の続きです。
あなたは、初めて会う人とのファーストアプローチで、「この人は良かったな♪」って思うような人っていましたか?
これについて、1つ事例を出したいんですけど。
保険屋さんって、いらっしゃるじゃないですか。
あなたは名刺交換をした時に、その人が保険屋さんだって分かったら
どう思います?
「あぁ、保険屋さんなんだ」って、ちょっと身構えません?身構えますよね?
でもね、今からある保険屋さんのトップセールスマンのお話しをするんですけど。
それは、どういう風にやったらトップセールスマンになったか?っていうお話しなんですけど。
もちろん、初めの段階で保険屋っていうのは言わないんですよ。
じゃあ、その人が交流会で何をやっているかっていうと。
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「会いたい人5人」書いてもらえますか?
って言うんですよ。
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例えばそれが大好きなアイドルでもいいですし俳優さんでもいいですし、もしくは、どっかの国の大統領でもいいんですよ。
要は「自分が会いたい人」を5人、書いて下さいって言うんですよ。
で、人間っていうのは「六時の隔たり」っていう言葉があって、すべての人や物事は6ステップ以内で繋がっていて、友達の友達…みたいに、5人とか6人とかを介せば会えない人はいないって言われているんですよ。
という事は、その人が何をやってくれるかというと、自分の人脈をありとあらゆる活用をしてその書いた5人いるじゃないですか。会いたい人5人。その人たちに会わせてくれるんですよ。すごいと思いません?
しかもそれが、1年とか2年とか3年とかかけて会わせてくれるんですよ。
どうです?あなたがもしそういった初めて会った人とちょっと世間話しをして「会いたい人5人書いて下さい」って言われて、通常そこで別れたら忘れちゃいますよね?
でも、いきなり電話があって「誰々さんとアポが取れました」って言われたら
嬉しくないですか?
嬉しいというか、そんなこと本当に実行してくれるなんて思わないですよね?そもそも。信じられないですよね?
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で、5人と会わせるまでは
一切保険の話なんてしないんですよ。
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でも例えばですよ、
5人自分が会いたい人に会えた後、あなたはその人にどういう感情を抱きます?
おそらくもうなんか自分にできる事があったら喜んで何かしたい!っていう思いになりません?
そんな時、その人が保険屋だって後から知ったらどう思います?
もう保険全部、乗り換えません?やっちゃいません?そういう事なんですよ。
でもこれね、保険屋さんじゃなくて、別に不動産屋さんでも何でもいいですよね?もう、そこまできたら。
要は、なんでもいいって事なんですよ。その位、このファーストアプローチっていうのは大事なんですよ。
ただ、ここをみんな見落としちゃっているんですよね。
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「自分の商品は・自分の商品は~」みたいに営業マン化しちゃうんですよ。
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で、あともう1個、保険に関する事例をお話しをしたいんですけど。
私の友人が昔カナダに住んでいて、その人も同じように保険の話を一切しないんですね。
で、何をやっているのかっていうとその友人は、そもそもカナダにどうやって行ったのかっていうと、その人を伝って行ったんですよ。
要は、仕事をさがしてくれたり、住む場所を探してくれたり、人を紹介してくれたりしたんですよ。
結局その人も、それまでずっと保険の話を一切しないんですよ。
ただ、こちらも気になるじゃないですか?何の仕事しているのかな?って気になりますよね?
そうしたら「本業では保険をやっているんだよ」って教えてくれるんですよ。
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要は自分からは絶対に言わないんですよね
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そうすると「あっ、保険やっているんだ」って思いますよね?
これだけ良くしてもらって、生活していくと必ず保険って出てくるじゃないですか?
そうすると、やっぱりその人にお願いしちゃいますよね?
。。。これね、何でもそうなんですよ。
例えば、ネットワークビジネスで上手くいかない人って、いるじゃないですか。あれもそうなんですけど。
自分が上手くいかないものを人に勧めようとするんですね。
そうじゃなくて、ネットワークビジネスなんて一言も言う必要ないんですよ。
じゃあ何をやればいいのかっていうと。
自分の背中を見せてあげればいいだけなんですよ。
例えば、同窓会があったとして、「久しぶりー!10年ぶりだね!」みたいに会ったとするじゃないですか。
その時には、特に仕事の話はぜずに学生時代の懐かしい話をしますよね?
で、次会った時に、いい時計をしていたとするじゃないですか。
で、またその時はそれで終わって、またその3か月後に待ち合わせしたら今度は高級車に乗っていたとするじゃないですか。
そうしたら、仕事は何も聞いてないですけどすごく気にならないですか?めちゃくちゃ気になりますよね?
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そうしたら、相手から「仕事何やっているの?」って聞いて来ますよね?
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それと同じなんですよ。
ファーストアプローチで自分の仕事を一切言わずにどんどんどんどん相手に興味を持ってもらえるように、相手に与えるだったり見せていく事によって相手から聞いてもらえるようになるんですよ。
そうすると、その人の発言がまったく違ったものになりますよね?
そうなると、相手はもう「専門家」だと思ってくれるんですよ。
そうなると、詳しく話、聞きたいですよね?
。。。だから、名刺も同じことで、名刺の段階で相手が感じる「興味事」に関する実績がどーん!って書いてあったら、相手は「この人は私の人生を変えてくれるかも?」って思うんですよ。
例えばHPをつくりたかったとして、よく分からないところに頼むより、実績がどーん!と出ている人に頼みたいって思うじゃないですか?
なので、全部「ファーストアプローチ」で成否が決まってしまうんで、この「初めの7秒」っていうのは忘れずに意識してもらいたいんですよ。
それをやるだけで「専門家」っていう扱いにもなりますし、長い関係になるんですよ。
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逆に、初めの段階で「専門家」になれなかったらその後の話はぜんぶ営業に聞こえちゃうんですよ。売り込みに聞こえちゃうんですよ。
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それはすごく損ですよね?
でも、これがはじめに「専門家」っていう位置づけにしてしまえば、相手はメモを取って真剣な眼差しで、一言一句逃さず聞いてくれるんでめちゃくちゃやりやすいですよね?
そうなると、商品を売らずに売ることができるんですよ。
でもそれは「営業マン」っていう位置づけじゃないからなんですよね。
ですから、そういうものをはじめに構築するとその後の営業が色んな面で楽になってきます。
なので、この「初めの7秒」というのは、本当に成否を分けてしまうので、常に意識して取り組んでみて下さい。
ということで、今回はここまでです。