今回は、「パートナーから否定される前提で物事を進める」というテーマで話をしていきます。
パートナーに対してイライラしている、自分の発言が毎度パートナーに否定されることに悩んでいるという方向けの話です。
結論「あなたの発言はほぼほぼ否定される」という前提でいよう、ということです。
かつて私は、妻にオンライン英会話をしたいとか、知人が運営しているオンラインサロンに入りたいと言ったとき、否定されました。
「値段が高い」とか「やめなよ」という感じで否定されたんです。
正直、めちゃくちゃムカついたんです。後で、なぜムカついたかを考えたんです。
それは、単純に妻に尊重されたい、褒められたい、認めてもらいたいという承認欲求だったり、自分が言うことだから認めてくれるよね、という相手への期待があったからです。
ただこれって、単純に傲慢だと思うんです。勝手に期待して、裏切られてイラついているだけなので、単なる傲慢で自分勝手だなと反省しました。
妻が何で否定したかを考えると、これはシンプルに価値観の違いだと思います。
自分にない価値観に対しては、人は抵抗しちゃうものです。
自分と妻の価値観の違い、具体的にはどういうところにお金を使うか、という話になります。
自分は、本やスキルアップのため、つまり経験にお金を使います。しかし一方で、妻は服やグルメ、カバンなどにお金を使います。
どう考えても、自分だったらお金を投資しないだろうなというところに使うわけです。
妻からしたら、自分もまさにそうです。どう考えてもそんなところにお金を使わないと思うところに、多分自分は使っているんです。
この価値観のずれが、単純に否定につながると思います。
これは、我々夫婦だけでなく、多くの夫婦やパートナー関係で起こり得ることでしょう。価値観が一緒なわけがありません。
そういう時にどうするか、私なりに考えると、一つは価値観をすり合わせて共通の価値観を創出するパターンです。
お互いの価値観を、妥協し合うわけではありませんが、新たな価値観を創造して、お互いが納得できる価値観を作るパターンです。
または、そもそも価値観を合わせずに、各々の価値観を尊重する、という2つのパターンが考えられます。
前者に関しては、我々には難しいと思いました。自分と妻の価値観は真逆すぎるので、間を取ったところでお互い満足しない気がしたんですね。
だから、最初から合わせない、各々の価値観を追求してそれを尊重するスタンスを取りました。
きっと相手はこういうところにお金を使うだろうな、相手はこう考えてこう行動するだろうな、ということを考えて、それを尊重することです。
多分、こちらの方がうまくいくと思います。価値観をすり合わせて新たな価値観を創造するのは結構きついし、特にお互いに我が強ければ、現実問題難しいかと。
ですので、各々の価値観・やりたいことを追求して、それをお互いが尊重するスタンスの方が、我々に関してはうまくいくと考えています。
男と女は生物学上、全く異なるし、生まれた環境や育った環境も違うので、価値観が一緒になるわけがありません。
ですので、お互いの違いをどう尊重して認め合うかが、パートナー関係ではもちろん、親子関係でも非常に大事だと思います。
要は、理解と尊重です。多様性とは、性別、年齢、国籍、文化の違いを尊重しようということですが、パートナー関係でも同様です。
ですので、お互いの価値観の違いを尊重し、理解することが、とても重要だと思います。
参考になれば嬉しいです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。