難易度⭐️⭐*
A胸を温める
B胸を冷やす
正解:A胸を温める
理由:胸や背中、二の腕が冷えていると咳が長引くから
【観察ポイント1 痰】
透明の痰が出る場合
からだの中に水たまりが多い状態。
汗をかきづらく、むくみが多い人です。
対策:水分を減らしましょう。
黄色い痰が出る場合
甘いものや動物性脂肪の食べ過ぎ、アルコールの飲み過ぎです。
対策:咳が落ち着くまで、野菜中心の食事にしましょう。
黄色い痰は、風邪の治りかけというのは、迷信です。
本当は、からだの中の栄養分が煮詰まってできたものです。
【観察ポイント2 体温】
病気のときは、からだの中で熱い場所と冷たい場所に分かれています。
中医学では、「陰と陽が分離している」といいます。
喉の内側に熱を持っている場合、胸や背中、二の腕などが冷えています。
対策:胸や背中、二の腕をマッサージや湯たんぽなどで温めましょう。
【咳止めのメリット・デメリット】
咳は、からだの防御反応
・余分なエネルギーを捨てている
・菌やウィルスがからだの中に入らないように守っている
咳止めのメリット
咳を鎮めることで、眠りやすくなる
咳止めのデメリット
からだのエネルギーの出口をふさぐので、逆に咳が長引くことがあります。
咳を止めることによって、菌やウィルスがからだの中に入りやすくなります。
薬局では、一般的な説明として、朝夕2回服用とお伝えしています。
しかし、昼間に咳が出ていない場合は、飲まなくても大丈夫です。
また、夜中に咳がひどい場合は、服用を夕食後から寝る前に変更しても大丈夫です。
まとめ
・痰の色で対策を変える
・冷たい場所を温める
・咳はからだの防御反応である
・薬は、治療ではなく、辛い症状を抑える
からだの中で何が起こっているのかを理解すれば、対策は簡単です。