アルコール依存症とうつ病

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コラム
こんにちは。
癒し処☘みさでございます。
今日は予定を変更して、私の病気についてお話ししたいと思います。

私は育児からくるストレスで、朝昼も飲酒を始めました。
意思とは反して冷蔵庫を開けてビールの缶を取り出し、なにも食べずに朝からひたすらお酒を飲みます。
そんな飲み方なので、おいしいはずがありません。
でも飲まずにはいられなかったのです。

夫にはストレスのことを言えませんでした。
夜中に赤ちゃんが泣くと「うるさい!泣かせるな!」と怒鳴られたりしていたので、夜中もお酒を飲みながら極力起きて赤ちゃんが泣いてしまわないうちに
お世話をしていました。

朝から飲んでいると、なぜか涙が溢れて泣きながらお酒を飲んでいました。
そしてトイレに吐きに行く、また飲む・・の繰り返しでした。
苦しくて飲みたくないのに飲まずにいられない状態でした。

「助けて・・・・」
苦しんでいる時に近所にあった小さな個人病院に駆け込み、
ある精神科を紹介されました。
そこはアルコール依存症の治療で実績を挙げている有名な病院でした。

なかなか予約が取れず、初診は半月後でした。
担当医師はそこの院長で女性のドクターでした。
とても優しくて・・
「つらかったね。」と言ってくださり、私は声を上げて号泣してしまいました。
私はアルコール依存症でうつ病を併発しているとのことでした。
入院したほうがいいと言われましたが、幼い息子がいるので
それは出来ないと言うと、そこの病院には院内例会といって断酒会があるから
外来で治療しながら断酒会に参加するよう勧められました。

それから私は毎週水曜日に診察と断酒会が始まりました。
断酒会は外来の患者だけでなく、そこに入院している患者も参加していました。
男性が圧倒的に多かったですが、女性もまあまあいました。
マイクがひとりずつ回ってきて、自身のお酒の失敗談などを言うのです。
恥ずかしいというより、私は仲間が出来た!という気持ちになり、
嬉しく安心することができ、またその場で号泣してしまいました。

それから20年。
断酒できたりまた飲んで底つき体験をしたりの繰り返しを経て
私は今断酒できています。
アルコール依存症は脳のメカニズムに支障ができる病気で、
補助の薬はありますが、症状を抑えるためには断酒をすることに尽きます。
断酒していたらうつ病のいたずらも少ないようです。

今私は、毎日のささやかでも普通に生活できることに感謝して
元気に生きています。



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