現代鬼譚

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コラム
現役の編集さんに過去作品を見てもらえるかも?ということで、メイン作品+自分らしさが出ている作品3つを準備した。
そのひとつに『現代鬼譚(げんだいきたん)』という話を選んだ。

ジャンル分けをするならホラーだが、この作品は過去に友人と文学フリマに出品する短編集用に書いたもので、読み切りの1話を広げて長編にし、公募に出したものの日の目を見なかった。
でも実はこの物語、〝実話〟を元に書いた話だったりする。
なので、あまり怖くない(致命的)笑。

我が家は代々無宗教だが、両親ともに「視える人」で、具体的なことは書けないが、わたしも日々の生活の中で不思議な体験をしたり、神社に行けば色々感じ取ることができるし、ちょっと変わった能力(?)もあったりするけれど、頭がおかしい人だと思われるので幼馴染の友人にしか打ち明けたことがない。

現代鬼譚は、わたしと母が体験したり、見たりしたものを物語にした作品で、これは世に伝えなければ!という思いで筆を執った。
嘘みたいな本当の話を物語に作り替えたので、読んでくれた人にはフィクションにしか思えないと思う。秘かにPart.2なる企画案も立てたが、読み手がいないのでは話にならないので、今も頭の中で眠り続けている。
カクヨムにも投稿した。その時の見出しは、こんな感じ。

   しがない大学生と悪食鬼が織りなす、奇妙奇天烈な物語。
〈紹介文〉文化史学科を専攻する主人公のわたしは、ある夢を境に不気味な女に付きまとわれるようになる。困窮する彼に救いの手を差し伸べたのは、怪奇民族倶楽部に所属する阿久津という男だったが、夢の住人であった彼が物の怪退治に寄こしたものは―――。 

現代鬼譚 完成.JPG
 ↑ 友人と文学フリマに出品する際に描いた広告用のイラスト

機会があれば、ブログに体験談を載せるかもしれない。
事実は小説より奇なり——な人生は、他人からは理解されないし、生きづらいと感じることも多いけれど、それを生きているわたしはすごく楽しい。
そういうことを伝えられたらと思っている。


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