「枠」に合わせること

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コラム
「相談室ひびき」,心理士のひびきです。

小学校では家庭訪問が始まったり、初めての個人面談が始まっているところもあるようです。

小学校では、登校から下校までの学校での過ごし方にルールがあります。
時間が決まっていて、そこに合わせて行動すること、その時間にどのように過ごすかも決められていますね。

ここで、気にかけて欲しいことは、社会生活を送るということは「枠(ルール)」がある、ということなんです。

この話をすると「我が子の個性を無視されている」「(既存の)社会に合わせるのはナンセンス」という声をあげる方がいらっしゃいます。

私が言いたいことは「すべてを一致させる」ということではありません。

極端な話になりますが、よく例えられる話に「犯罪(殺人)」があります。
道徳的にも法律的にも許される行為ではありませんが、犯罪者の立場からすると「自分の世界観」の中では正義であり、それを罰する社会が異常なのです。

これを聞いて「そうか、そういう価値観もあるよね」と思える人はいますか?

つまり、人間として社会生活を送っていく上では、守らなければいけないルールがあり、それが例え、自分が受け入れられないものであったとしても、個人の価値観だけで変えることができないものもある、ということなんです。

無秩序な世界は私たちは余計にストレスを感じます。

少し話が大袈裟になりましたが、小学1年生は、より自由度の少ない生活に足を踏み入れたばかり。ストレスがあって当然です。

しかし、将来のストレス軽減と自ら自由を手にするためにも、「ルール」の中での生活を身につける必要もあります。

どのように、どの程度あわせていくのか、また、合わせる必要があるのかは吟味が必要です。

ぜひ、担任の先生との面談時にお子様の特性を踏まえてご相談されることをおすすめします。

相談の仕方や学校には相談しにくい等の方は、当相談室をご利用ください👇


では、また。
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