「親と子の相談室ひびき」,心理士のひびきです。
少し経ちましたが、下記ブログの「子ども編」をお届けします。
「言ってもしようがない」というのは、大人が子どもに向けて言うことが
多いですよね。
「痛い」「辛い」「やめたい」等々・・・ネガティブな言葉が放たれた時に
「我慢しなさい」「みんな同じ」という意味をこめて使われることが多いと思います。
現実的には「言ったところで状況が変わることはない」という場面は多いでしょう。
ですが「言ってもしようがないじゃない」と言われた途端、子どもの心はシャッターを閉じます。
一方、大人(親)から見ると「弱音」を吐かなくなった子どもは、たくましく「自立」したように見えます。
しかし、この歪みは「この人には分かってもらえない」「ミカタではない」と感じさせ、小さな子どもであっても「体裁を取り繕う」術を発揮するようになります。
どうでしょう?
「そんなこと言っても、何度も言われたらイライラする!」という大人(親)側の反論もありますよね。
そう、とても大変なことなんです。
だからこそ、大人(親)には余裕が必要です。
余裕、持てていますか?
では、また。