【尊敬は】自己実現のための手段にしかすぎない

記事
ビジネス・マーケティング
あなたが尊敬している人は誰ですか?

芸能人、スポーツ選手、経営者、上司、友達、家族etc. 尊敬している人がいることで、その人を基軸に自分の決断ができるので、尊敬できる人がいるということは素晴らしいことだと思います。

逆に、あなたは誰かに尊敬されたいですか?

「まあどちらかと言えば尊敬される人になりたいと思うけど…。」という方も多いと思います。

僕もその1人なのですが、ふと「尊敬することの本質」について考えてみたので、ここで整理させてください。

おはようございます。海先輩です。
いつも読んでいただきありがとうございます。

今日は、尊敬は自己実現のための手段にしかすぎない、というお話です。

人生において、【尊敬できる人】を見つけることって、とても大事だと思うんですよね。

尊敬できる人がいるということは、その人から【学びたい】と思えるということなので、その気持ちがそのまま自分の成長に直結します。

ただ、逆に【自分が尊敬される人になろうとする必要はない】と思うんですよ。

なぜなら、尊敬って相手の人格とか行動に対する【感謝や賞賛】から生まれるものであって、それを求めることは【尊敬の本質】を失ってしまうからです。

【尊敬は、自己実現のための手段にしかすぎない】と思っています。

ここで例として僕のエピソードを1つ。

僕には新卒で入った会社に尊敬できる上司がいたんですよ。僕は営業マンとしてのスキルを高めたいと思い、いつもその人の行動や思考を真似ようとしていました。

ある日気がついたのが、その上司はいっつも【電卓】を持ち歩いていたんですね。理由を聞くと、

人と人が交わる営業ではどうしても感情が入ってしまう。

熱意とか前向きな感情があるのは営業ならではの良さでもあるけど、負の感情が入ることもあるよね。

そうなったときにより良いジャッジができるかというと、結構難しい。

だから常に数字を意識して物事のジャッジを行うために、電卓を持っているんだ。

あと、電卓をずっと持ってる人って、なんか仕事できそうじゃん?笑

素直に【この人かっけー!】と思った僕は、その日速攻Amazonで木目調のいい感じの電卓を購入しました。

これは僕がその上司を尊敬していて、【この人みたいになりたい!】と思ったからこそ、電卓を持つという行動を真似たんです。

じゃあなぜ僕がこの人みたいになりたい!と思ったかというと、【自分が理想としているビジネスパーソン像に近い】と思ったからなんですよね。

営業的思考もそうでしたし、社内コミュニケーションの極意だったり、部下との接し方であったり、自分がこうなりたいと思っているものを、既に体現されている方でした。

だからこそ、僕はその上司を尊敬し、行動を真似したんです。

尊敬はその人から学びたいと思えること、と話しましたが、学ぶの語源は【まなぶ→まねぶ→真似ぶ】となり真似をすることから始まると言われています。

まとめると、尊敬をする(=学びたい→真似たい)ことは、なりたい自分に近づくための手段でしかなく、目的は【なりたい自分になること】なんですよね。

だから自分が尊敬されたいと思ってしまうことって、仮に自分を尊敬してくれる人がいたとしてもその人にとっての目的ではないので、本質からずれてしまっている考え方だと思います。

ただ、尊敬されたいと思うのは本質からずれていますが、誰かに尊敬されるに値する【価値】を持つというのは大事なことかもしれないですね。


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す