中3物語/ほいほいの魔法の畑 第4話/大事なのは自己表現だ。スター誕生<伝説1>H編

記事
学び
2022年4月1日
学習塾リバティ 木村友彦


 子どもたちに囲まれて仕事をしている。なんて幸せだろう。子どもと私は並列で、子どもも私も同じ地平に立って喜びを感じてる。子どもが感じてる喜び。私が感じてる喜びをお伝えしたい。

 リバティの教室にはスター誕生のいろいろな伝説がある。

<伝説1> 新小4のHさんは小1春からの塾生。よくしつけできてて、最初ちゃんと座ったけれど、Hには教室の机といすがとても大きかったのを覚えてる。Hは地頭めっちゃスゴいんだけど「やらされ」ちゃってたんで初めのうちは伸びなかった。慣れてきて「このセンセ大丈夫」て判った頃から「本領」を発揮し始めたHはハチャメチャ。机の上を歩いたんだ。そして、紙ヒコーキを作ってセンセめがけて「それっ」「よく飛んだ」。何回も何回も「拾って」が来た。でも「自己表現」だからね。
 「机」のときはさすがに心配になったが、腹をくくって「怪我したら責任とろ」って許した。ってか笑っていっしょに遊んだんだ。勉強ゼロの日はさすがになかったが、ほんの5分とか10分でほか「遊び」という日が続いた。そりゃ疲れたさ。笑。そりゃてーへんだったわさ。笑笑。
 小1・2の頃はリバティ週3回。学研教室週2回というスケジュールだったが、「くり下がりのあるひき算」で学研の先生を拒否し始めた。リバティで「わり算筆算」をするとひき算ぐらいいくらでもできちゃうのに、お家では泣いて嫌がる。「やらされ」ることへの最初の「抵抗」だったかもしれない。
 小3の春。学研やめてリバティ週5に。だんだん「自分勉強」できるようになり、今ではほっといても一人で「もりもりぐんぐんばりばり」。「机」も「算数」もHには区別のないことなんだ。
 新小4の春休み。かーちゃんは「春休みに自分でやると決めたことをしないのがばれていつも怒られてます」が来ちゃうのだけれど、それは「基準」がまだ親にあるから。約束を「変更」するのも「自由」のうち。お家でもちゃんと「自己表現」を許してもらえるようになると、京大・阪大何でもござれ状態になる。Hの入試はご家庭の試験。センセはそーみてる。
 最近になって、私自身にもこーやってできるようになってきた「自己表現」やン。子どもたちにもインプットばかりでなく、アウトプットの機会が多いと良いなぁって思うこのごろ。Hもほかのどの子も可能性のかたまり。Hの未来はどんなに輝くだろう。
 さぁーて。かーちゃん。どーなっちゃうかな?

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す