イラストレーターキシダのこれまでと今

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デザイン・イラスト
21歳のときにフリーランスのイラストレーターになって、アルバイト程度に稼げるといいなというところから、徐々にパートくらいの収入になり、普通の人と同じくらいになり、なんとか子供一人育てるくらいの収入はありました。
シングルで実家暮らしということで、家賃もなくおかげさまで家を建てることもできました。いやーーーーーー、よくやったと思うわ。よくやったよねーってところでガクンときましてね。ほっとしたというか、疲れ果てたと言うか。

やっぱり子供育てるってたいへんで、学費はけっこうしんどかったけど、息子もなんとか学校行かせてやれたし、勢いに任せて家も建てちゃったし、やれるだけのことはやりましたぜ感が半端なく、その頃40代で更年期やら四十肩やら燃え尽き感やらが一気にきて、どどーーーーーんと落ちてしまって、広告の仕事がどうにも辛くなってしまったんだよね。
広告っていうのはそもそもイケイケ感が必要で、ポジティブな要素が多く、どどーんと落ちた私には大きなギャップとなってもう無理ってなりました。

お仕事を回してくれてたデザイン会社各社に「仕事辞めますメール」を一斉配信し、なんだかんだ惜しまれながら事実上引退。
唯一残したのが医療書籍の出版社でした。ほら、内臓には顔がないからさ、イケイケ感は別にいらない分野だったのさ。べつに低いテンションでも描ける。人物を描く時、やっぱりその人物と同じテンションが必要で、笑ってる顔を描くときには自分もなんとなく笑顔にならないと描けないのよ。

で、広告の仕事は一切やめて、友達のつてでお金持ちの家のお手伝いさんしたり、花を育てる温室でアルバイトしたりして(これ楽しかったーー)、で、体壊しちゃって。・・・・・。

年に1〜2本の書籍の仕事をしながら、ほそぼそとやっていたのでした。後の時間は何をしてたのかというと、ひたすら何か作ってました。ずっとPC作業だったせいかアナログ作業に飢えてて、無性に編み物がしたくなってだっだかだっだか編みまくったり、ひたすら折り紙折ったり、なんかつくってぶらさげてみたり。

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今年は昔馴染みに毛糸をもらったりしたので、セーター5着くらい編んでやりましたぜ(自分用)。もうそりゃ貪るとはこのことくらいの勢いで、お金にならないことしてます。友達には「売ればいいのに」なんて言われるけど、このセーターにかけた手間と材料費(買ったとしたら)考えたらとんでもない値段になりまっせ、でもそんな値段じゃ誰も買わないでしょということで却下です。

でもさすがに金がねーぜ。そろそろなんか仕事するかなと思ってここに登録してみた次第です。

で、あれこれメニューを考えてたところへ、アイドルオタクの友達から生誕祭イベントのもろもろの依頼があって、ポスターやらTシャツやらのデザインやって(数年やってるけどけっこう評判はいいらしい)その他ツールの入稿を手伝い、それもやっと終わったのでココナラスタートダッシュキャンペーンでも打つかという今です。

一般の素人さんの感覚がさっぱりわからず、アイドルオタクの友達に指南を受けながら鋭意製作中。期間限定で割引価格でのご提供となる予定です。


*〇〇ちゃん誕生日おめでとうポスターはB全x2というデカさで、秋葉原のJR駅に貼り出される予定。まったくオタクのやつらの熱量はすげーな。
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