石女。

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コラム
というのもほぼほぼ自戒の言葉で、ワケがある。
若い頃(幼い頃?)に無茶をし過ぎたからだ。
3歳で父親の体を受け入れてから、「大人の男」というのはそういうモノだと思い込んでいたし、みんな要望に応えれば優しくしてくれるし、成績上げてくれるし、美味しいものを食べさせてくれたし。

で、幼い頃から体の発育にそぐわない行為をしてきたし、でも当時はまだ卵子を作る力が無かったので、流れ癖がついてしまったのはその時期ではない。

社会人になってからの元彼の所為だ。彼は先走りに微量の精子が混じっていることを知らず、よく生でしたがり「ちょっとだけ、良い?」「え~?本当にちょっとだけだよ~。(ひえ~!早く満足してくれ~!)」というやり取りをちょくちょくしていたのだが筆者のその判断が甘過ぎた。

生理が規則的に来るタイプだった筆者は、当然のようにカレンダーに生理日を記録していたので、自分の身体の変化を素早く察知し、妊娠検査キットが陽性になるとお腹の子供が子供の形の前になるより先に婦人科でもらったピルで流してしまっていた…と、簡単に言うが、ピルは体に負担がかかるから、コンドームを着けなさいというのが当時の婦人科の主治医の見解で、毎月毎日ピルを飲むより厳重にゴムを着けた方が良いとのことだったので、子供が欲しくない筆者は厳重に避妊をしていたのだが、元彼の「ちょっとだけ生で!♡」というのを断るとすごく機嫌が悪くなるので、「も~、5分だけだよ?」と折れていたので筆者も馬鹿だったのだ。
結果、「流す」のだが、これが臨月だったらもっと痛いのかな?と思いつつ人生経験上もっとも痛い経験を何度もした。
やがて、ピルの力を借りずとも、自然に流れるようになった。

いちいち元彼には報告しなかったし、何度流れたか回数を数えるのも止めたし、5年半の関係で初めて自分に生殖能力の存在を実感したし、でも「この人の子供が欲しいな。」と思わなかったので、最後の流産をしてから、別れ話を切り出した。元彼は泣いて泣いて本当に縋って泣いたが、そんな事で心が動くほど彼を信じきれない、またほとぼりが冷めれば「ちょっとだけ…」と言い出しそうなのできっぱり別れた。

あれから何年経つか、筆者はヤケを起こして男性でも女性でも寝所を共にし、その数はテルミさんに「三桁とかwww」と、笑われて「ギリギリ二桁です!」と、ムキになって訂正するぐらいの経験回数に。性別どころか人種も色々、年齢も色々、未成年だけは避けるようにして、日々を送っていたらレスのまま10年以上の時間が経過した。今は若い人の歪んだセックス感とか貞操観念を笑い飛ばしつつ、婚活も面倒なのでパスして自分のペースで生活している。

というわけで、おふざけ抜きで、筆者は正真正銘の「石女」なのだ。
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