精神科看護師の桂次です。
今回は「推し活と手話」について投稿をします。
先月、私の勤めている病棟に難聴を持つ統合失調症の患者さんが入院しました。
最初は筆談をしていましたが、タイムラグが大きく、同時に非常に達筆な方であった為、筆談でのコミュニケーションに限界を感じていました。
そんな時に異動してきたの20代の女性看護師は、偶然にも日常生活程度であれば手話が出来る看護師でした。
その看護師から手話を教えて貰い、その患者さんとのコミュニケーションは各段にスムースになり、何より患者さんの表情が明るくなって来た印象を受けました。
*手話はやってみると非常に便利で、お互いが離れていても会話が出来ますし、夜など静かな環境でも周囲に気付かれなくコミュニケーションを図れる点が素晴らしいです(特に4人部屋では有効)。
しかし、なぜ20代の女性看護師は手話が出来るのか?非常に興味を持ち、その理由を本人に聴いてみました。
その看護師の回答は、昨年NHKの手話講座に好きなアイドルが出演していて、それを機会に覚えたとのこと、俗に言う「推し活」というものの一環であると笑って話していました。
正直、「推し活」という文化には疎く、あまり理解をしている方ではありませんでしたが、「推し活」というエネルギーを原動力にして、新しいものにトライしていく姿勢に感動すら覚えました。
実際、そのエネルギーは最低でも1人の患者さんの笑顔を増やしたのは紛れもない事実ですから。
皆さんは何か「推す」ものはありますか?
私はこれを機会に少しずつ手話の勉強を始めています。手話を覚えると楽しいですよ。
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