「モモ」という名前

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「モモ」という名前
 初めまして、モモと申します。Momo’sブログをご覧いただきまして、大変ありがとうございます。
 最初に自己紹介として、「モモ」という名前について書いていきたいと思います。

 電話相談を始めるためにプロフィールや商品説明の準備をしてきましたが、”モモと申します”という言葉を幾度も使いました。
 この「モモ」という名前はペットの名前とかではなく、私が桃が大好きだからでもなく(桃は普通に好きです)、適当につけた名前でもありません。
 『モモ』というタイトルの岩波少年文庫から出版されている子供向けの本があって、その主人公の女の子の名前からとりました。
 『モモ』はミヒャエル・エンデという名前のドイツの児童文学作家が書いた長編ファンタジーで、1973年に出版されています。実写やアニメの映画化もされているお話です。
 ちなみに、ミヒャエル・エンデという作家は映画『ネバー・エンディングストーリー』の原作者でもあります。
 この映画は1984年のヒット作で、映画を見ていなくてもテーマソングを聴いたことのある方は多いかもしれません。

 『モモ』は今も人気の高い本で、Amazonでも楽天でも大抵のネットショッピングで手に入ります。メルカリや中古本のネットショップでも販売されています。
 内容は、灰色の男たちと呼ばれる、人々の時間をぬすむ”時間どろぼう”から、ぬすまれた時間をモモがとりかえしてくれるという物語です。時間を節約する(無駄にしない)ことを重視するあまり、人間本来の生き方を忘れてしまっている人々に<時間>の真の意味を問う物語、というような解説がされています。
 お話の序盤で、どこからともなくやって来て町に住みついた小さな女の子(モモの年齢は物語の中で、8歳くらいか12歳くらいか、はっきりと分からないと書かれています)のところに、町の人々が入れ替わり立ち替わり訪ねていくようになり、”困ったことがあったらモモのところに行ってごらん!”と自然に言うようになっていきます。
 その理由は、みんながモモと話をしているうちに、自然と気持ちが明るくなったり、悩みが解決したりするからなんです。
 本文をいくつか引用すると、『モモに話を聞いてもらっていると、どうしてよいかわからずに思いまよっていた人は、きゅうに自分の意志がはっきりしてきます。ひっこみじあんの人には、きゅうに目の前がひらけ、勇気が出てきます。不幸な人、なやみのある人には、希望と明るさがわいてきます。』
 『でも、どうしてでしょう?モモがものすごく頭がよくて、なにを相談されても、いい考えを教えてあげられたからでしょうか?なぐさめてほしい人に、心にしみることばを言ってあげられたからでしょうか?なにについても、賢明でただしい判断をくだせたからでしょうか?』

 答えは、モモはただ、一生懸命に相手の話を聴くことで、相手をハッピーにさせることができる子なんですね。
 ここまで読んで下さった皆さんはもうすでに気づかれたかもしれませんね。そうです、私はモモのようになりたいのです。
 ”モモのところに行ってごらん”と言ってもらえるようになりたいのです。
 名前についての説明のつもりが、ほぼほぼ本の説明になってしまいました。
 この物語のモモのような存在になれたるよう、努力していきたいと思っています。最後まで、読んでいただいてありがとうございました。これからどうぞよろしくお願いいたします。

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