ある3人の不倫の話

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人づてに聞いた泥沼不倫の話を、不倫女(蒼芭)、不倫夫(柊)、妻(柚葵)の立場からフィクションいれて書いています。
立場が違えばこんなにも思うことが違う、人は自分が一番正しく、自分の思い込みで生きています。私が思うことは、自分がどうしたら幸せなのか自分を幸せにすることが一番大切、だけど周りを不幸にしたら自分も幸せになれない、自分のことだけ考えていても幸せになれないし、世間に不満だけを言っていっても幸せになれないよねと思います。
不倫という人間のエゴの中で何か気づきがあればと思い、書いてみました。

~柚葵(ゆずき)編 サレ妻、シタ妻~

柚葵は女王様タイプの女性です。自分で人生を切り開くタイプですね。
どんなに好きでも、この男はやめようって見切りをつけられるタイプは
やはり幸せを掴むことができるという典型だと思います。

私は、柚葵。
今は再婚して幸せな家庭を手に入れている。
元夫との子供を連れて再婚し、今の夫との子供を授かりステップファミリーとして幸せな毎日を送っているが、ここまでくるのには長い長い苦悩があった。
最初の夫、柊とは趣味の集まりで知り合い急激に惹かれあった。
私は年上が好きなこともあり、柊に急激に惹かれこの人を絶対に手に入れたいと思った。
願いが叶ったというか私の策略なのだが、交際2ヵ月で子供を授かり結婚という流れにもっていけた。
10歳年上の柊とは、妊娠すれば即結婚という流れになることは予想できていたし、私は幸せの絶頂にいた。すぐに籍を入れ同居を始めた。
妊娠が急で私のつわりが酷かったこともあり、結婚式は出産してからとなった。出産して子育ては大変だったものの、夫に愛され、子供も可愛く幸せだと思っていた。
しかし、子供のミルクで夜中に起きた時、柊のスマホにLINEが届いていた。
女から「明日会える?」
サーっと血の気が引きドキドキしてきた。その日は、朝まで眠れなかった。
朝まで待って柊に「どういうこと?」と聞くと、
これは友達で他の奴もくるし2人で会うとかいう話ではないからと言われた。
そんな言葉で誤魔化せるわけないだろうと思いつつ、専業主婦であり子供も生まれたばかりの私は黙るしかなかった。
ここから、私の地獄の苦悩の結婚生活が始まったのだ。
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