ひみつ道具の秘密

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漢字というと中国から「輸入」したものである。また、和製〇語と聞けば和製英語を連想する。「それ、和製英語だから、英語圏では通じないよ。」などと指摘され、「ははあ。」と恐れ入ってしまう。でも、それより大事なものがある。「和製漢語」である。
来年には一万円札が刷新されるので、慶応義塾出身者は寂しいだろうと思う。お札のデザインの肖像画が創設者である福沢諭吉先生ではなくなるからだ。でも、日本国民全体にとっても、残念なことだ。なぜならば、「経済」「経営」などのお金にまつわる漢語は、まさに福沢諭吉が作り出したものだからである。こういう語を和製漢語という。もちろん、日本資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一も新一万円札に十分ふさわしいとは思うが。
そもそも、中国の正式な国名である、「中華人民共和国」の「人民」と「共和国」はメイド・イン・ジャパンである。その国を動かしている「共産党」も和製。中国には多数の和製漢語が「逆輸入」されている。その理由に関しては今回のテーマではないので省くが、そのことは知っておいても損はない。

昔、ドラえもんの漫画の中で「おこのみボックス」というのがあったのは、結構知られた話です。ドラえもんが例の四次元ポケットから取り出したそのひみつ道具は、音楽プレーヤー、テレビ、ラジオ、カメラなどとして使えます。おこのみボックスに向かって「〇〇になれ」と言えば、たちどころにして、そのボックスは言われたものに変わるのです。発表された当時は「まあ、これは漫画だからなあ。そんなことあるはずないけれど、でも、できたらいいな」と誰もが思ったでしょう。しかし、お気づきのようにこれはもうひみつ道具でも何でもなく、まさにスマートフォンとして実現し、さらに一般化さえしています。音声認識システムまでごく普通のことです。
それと同じように、近年私がたずさわってきたこのオンライン家庭教師というシステムも、私にとってはひみつの道具によって実現した、夢の世界のようなものでした。「勉強のどこでもドア」によって日本中のいや、世界中の子どもたちに会えるのです。皆さんにとっても、本来なら出会うはずもない教師が家に「くる」わけだから驚きです。私も大学を出て、できれば首都圏や京阪神などの大都市圏で勝負したかったけれど、家庭の事情などによりそれを断念しました。けれど、今はオンラインという手段があります。このシステムに救われて、一度は諦めたことができるようになりました。
適切なたとえどうかわかりませんが、これまでは一つの狭い地域の駅前などで細々と歌っていてそれなりに人だかりもできていたような「ストリート・ミュージシャン」が突然、東京のプロダクションにスカウトされて全国デビューをする、というようなイメージです。そして、あろうこうとか、スキル・マーケットの存在を知り、このココナラで「ライティング」という仕事を出品できること。実際にサービスが売れたときは、欣喜雀躍した。これもインターネットが発達したおかげであり、そして何よりも「ココナラ様」のおかげで、心から感謝します。だから、私も四次元ポケットから、そクライントの要望に十二分答えられるようなひみつ道具を出していきたいと思います。それがどのようなものかは「ひみつ」です

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