日本風水の飼い方で金魚を飼わないでください

こんばんは、黒湯です。まだ夏の暑さが厳しいこの頃、いかがお過ごしでしょうか。

突然ですが皆様は金魚はお好きですか？私は好きですし、琉金のべにちゃんを飼っています。かわいいですよね。

（べにちゃん氏近影）

昔から縁起がいいと言われる金魚。ですが、金魚についてネットで調べてみると、以下のような「日本風水の飼い方」が散見されます

はっきり申し上げます、日本風水の飼い方で金魚を飼わないでください

言ってしまえば簡単な開運「インテリア」つまりモノとして金魚を飼っているということです

金魚は生き物です、それぞれに尊い命があります、命はモノではありません。

そして、飼うということは命を預かっているということです。飼い主はみな責任があります。

よく言われているのが「金魚が死ぬ＝身代わりになってくれた」ということです。私はこれを見た時に、人間というのは自分のことしか考えていない愚かな生き物だとつくづく思いました。

この概念については、本当に適切な飼い方をしていましたか？病気にはなっていませんでしたか？あなたが殺したのではないのでしょうか？と疑問だらけです。

まずその①ですが、「金魚鉢か丸い水槽で飼う」と多くのサイトで書いてありますが、金魚は金魚鉢で飼わない方が良いです

なぜなら、金魚鉢は小さいため飼育水が悪くなりやすいからです。

ですので、毎日飼育水を交換しなくてはいけません。

エアレーション(ぶくぶく)をすればいいじゃん、と思いがちですが、市販されている金魚鉢で飼える金魚はせいぜい幼くて小さい金魚1〜2匹が限界です。

では大きい金魚鉢でと思われそうですが、大きい金魚鉢や丸い水槽を購入し設置できるのは水族館かもうすでに運のいいお金持ちくらいでしょう。

エアレーションは下から上に水流を作るので、金魚鉢の丸い構造と重なると激しい水流になってしまい、幼い金魚の体力を著しく消耗してしまいます。

また、流されてしまうのでエラを動かすのも難しくなり、酸欠になります。

近頃では酸素を出すタブレットが販売されていますが、水流ができることによって水中に酸素が取り込まれるので、日常生活においてはほとんど意味をなさないものと思ってください。（緊急の災害時などで電気が止まってしまった時などには、少しは役立ちます）

そして金魚は水温の変化にも敏感ですので、金魚鉢などの丸い水槽だとヒーターを置くことが難しいです

もし設置できたとしても、エアレーションで温かい水が回らないので、こっちは寒いけどこっちは温かい、などバラバラな水温になってしまいます。

つぎに理由その②として、多頭飼育があげられます。

金魚同士にも相性というものがありますので、喧嘩やいじめがあります。

さらに、金魚鉢での多頭飼育は飼育水質の悪化や酸欠を早め、結果的に死なせてしまうことになるでしょう。

他には、玄関先に水槽を置く（NGです。人の出入りが多いとストレスになってしまう、日光が入らないので体が弱くなってしまう）赤はダメ、白か黒（魔女術的には赤はとてもいい色です、３色のキャリコはどうなるんですかね？）寝室においてはいけない（我が家はワンルームですが）

…等々、挙げてはキリがないほど、金魚を家族として飼っている身としては、日本風水はありえない事だらけなのです。

繰り返しになりますが、生き物を開運や風水の名目で飼わないでください。

生き物は開運グッズではありません。命があります、心があります、開運したいのならまず掃除や片付けをしてください。

それから、本当に飼いたいと思った時に、「この子だ」と思う子を見つけてあげてください。それが「縁」というものです。

そして、その子を大切に育ててあげてください、それが「愛」というものです。

長くなりましたが、本日はここで終わりたいと思います

ペットは家族の一員です、大事にしてあげてくださいね。

母なる月の女神よ、父なる太陽の男神よ、我が偉大なる主祭神バフォメットよ。

私と、私の大切なものたちをお守りください。

今日という日は終わりました

また明日、お会いいたしましょう。

それでは、おやすみなさい。