太陽の汗?それとも星の形見?~ゴールドの神秘【占い・数秘術】~

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こんにちは!雪星【数秘術】です。

前回まで、シルバーについてブログを書かせていただきましたが、今回はゴールド(金)について書きたいと思います。
ぜひ最後までお付き合いください。

「太陽の汗」、これは黄金の国とも言われる古代インカ帝国での「金」の呼び名です。南米は今での世界有数の「金」の産地ですが、インカ帝国でもたくさんの「金」が採掘されていました。当時は貨幣が流通していなかったため、「金」は高貴な人々や宗教的な権威の象徴として使われていたようです。太陽神が崇拝されており、皇帝は太陽の子としてあがめられていました。希少で太陽のように輝く「金」は、皇帝の権威の象徴だと考えられていたのでしょう。最後のインカ皇帝アタワルパがスペインのピサロにとらわれた時に、身代金として国中から金6トン、銀12トンが集められたともいわれています。この莫大な量の財宝が、征服者たちの欲をさらに搔き立てたことは想像に難くありません。

黄金色に輝く「金」は、古代より特別な金属として、世界中の人々を魅了してきました。人の手で「金」を作ろうという学問も生まれます。この学問は「錬金術」と言われ、古代エジプトやギリシャの時代に起こり、中世ヨーロッパで全盛を迎えましたが、人の手で金を作り出すことはできませんでした。

では、「金」はどのようにして生まれたのでしょうか?

「金」は、超新星爆発によって生まれると言われています。超新星爆発とは、太陽よりもずっと重い星がその一生の最後に引き起こす大爆発のことです。この時、星の内部は想像を絶するほどの高温・高圧となり、金をはじめとするさまざまな金属を生み出されるそうです。そう、つまり金は天空に輝く巨星の最後の輝きを閉じ込めた、その形見だと言ってもいいのではないでしょうか。このようにして生み出された金は、46億年前に他の物質とともに、私たちの住む地球の一部となったのです。星の形見だと思うと、金のあの神秘的な輝きがより一層素晴らしく見えてきませんか?

さて、「金」は、その美しさや希少性、不変性などの特徴から、古代から多くの文明で神聖なものや権威の象徴として扱われてきました。以下にその事例をいくつか紹介します。

・古代エジプトでは、太陽神ラーは黄金の太陽円盤を頭に載せて描かれることが多く、現人神であるファラオたちは黄金の装飾品を身に着け、黄金で装飾された墓に埋葬されました。これは、黄金が神々の力を持つとされ、王権の神聖性を象徴するものでした。

・古代ギリシャでは、黄金は富と権力の象徴であり、神々や英雄たちが身に着ける装飾品として描かれることが多かったです。例えば、ゼウスやアポロンなどの神々はしばしば黄金の冠や装飾品を身に着けて描かれます。

・古代インドでも、黄金は富と権力の象徴であり、ヒンドゥー教の神々や王族が身に着ける装飾品として用いられました。例えば、ヒンドゥー教の女神ラクシュミーはしばしば黄金の装飾品を身に着けて描かれます。

・ヨーロッパ諸国の王室のレガリアにも金が使われています。レガリアとは、王権などを象徴し、それを所有することで正当な王、君主であることを示すアイテムです。王冠、王笏、宝珠などが見られます。

・中国の歴代王朝では、5本爪の龍が皇帝の象徴とされていました。清朝では、その色は黄または金でした。

占いの世界でも金は特別な意味を持っています。私が使うカバラ数秘術でも、「金」は運命数22の人のカラーとなります。

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最後までお付き合いありがとうございました。





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