フライングスター風水(玄空飛星派)の化殺(レメディ)について(超短縮版)

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 フライングスター風水(玄空飛星派風水)において建物内部の悪い気を減じて、良い気をさらに向上させるために建物内部の家具や観葉植物の配置を変更などすることを「化殺(かさつ。レメディとも呼びます)」といいます。

 要は鑑定を行ったうえでどのように建物内部の気の調整を行うかということなので主としては悪い気の流れを減じるためにこの方法を使うわけですが、この記事ではその化殺についてかいつまんで説明します。

 この記事はフライングスター風水の理論を把握されている方向けの記事になりますので、「フライングスター風水のあらまし」「鑑定例」の2つの記事を読んでいただいた後にこの記事を読んでいただけたら理解がしやすいかと思いますよ。

 まずフライングスター風水における大原則として、建物内部に配置すると好ましい家具の方位、観葉植物、あるいは水槽などを置くための方位などはすべて宅によって異なります。

 というのも建物内部を流れる気の流れは各々の物件によって異なりますので、西に~、玄関には~といった「これで開運!」みたいなわかりやすいものは原則存在しないということです・・・。

 この化殺理論の背景には、五行思想といわれる「万物は木、火、土、金、水の五行の要素から成り立つ」という概念が存在します。

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 「木は燃えて火を生み、火は灰となって土を育み、土は土中に鉱物(金)を宿し、金は結露して水をその身に寄せ付け、水は気を養う」という生み出す流れで五行が循環する五行相生(ごぎょうそうしょう)の関係と、

 「木は根を張って土を荒らし、土は土塁となって水をせき止め、水は火を消し、火は金を溶かし、金属でできたオノは木を切り倒す」という打ち負かす流れで五行が循環する五行相剋(ごぎょうそうこく)の関係がこの五行思想の概論となります。

 そして、フライングスター風水において重要な山星と向星の9つの数字もまたそれぞれが五行の性質を持つとされています。

1・・・水
2・5・8・・・土
3・4・・・木
6・7・・・金
9・・・火

 2023年現在、第八運の時期においては大吉の数が8,中吉が9,小吉が1であり、2024年2月4日以降の第九運の時期においては大吉が9,中吉が1、(いずれくる)小吉が2であり、そのほかの6つの数字はすべて原則悪い意味を持つ数であると以前の記事で書きました。

 つまり、悪い第8運の時期においては悪い気を減じるために化殺を行う対象は2~7までの数字、第9運においての化殺の対象は3~8までの数字となるわけです。

 ここで五行の相生と相剋の概念とフライングスター風水の理論から、ひとつの属性のエネルギーを減じるものは「ほかの五行を生み出すことで己の力を消耗させるか、ほかの五行を剋すことで己の力を消耗させる」のいずれかであるということになります。

つまり、、、
2・5・8(土)のエネルギーを弱めるためには金か水の五行を使用する。
3・4(木)のエネルギーを弱めるためには火か土の五行を使用する。
6・7(金)のエネルギーを弱めるためには水か木の五行を使用する。
ということになります。

 ちなみにここにあげた2つの五行以外の3つはすべてエネルギーを(良いエネルギーであれ悪いエネルギーであれ)高める結果になりますよ。

 ここからは五行の要素といっても実際にはどのようなものを使って化殺を行うのかについて代表的なものをお伝えします。

木・・・観葉植物や花、あるいは木製の家具。また色としては青、緑等です。
火・・・アロマキャンドルなど。色は赤、ピンク、紫等です。
土・・・陶器、石など。色としては茶色、黄色などが該当します。
金・・・スチールラックや鉄アレイなどの金属製品。色は白、金、銀色です。
水・・・円形の容器に入れた食塩水など。色は黒、紺色などです。

※ちなみに水槽や噴水、テレビ、プリンタ、サーキュレーターなどの動きがあるものは化殺には不向きです。それらは動きがあることで向星を活性化させる働きを持ってしまいます。

 また、いわゆる風水アイテムによる化殺については、例えば大凶星2や5の化殺のためによく使用されるアイテムとして「六帝古銭」、「六管風鈴(ウインドチャイム)」などがあげられます。

 これらは土の属性である2や5を金で吐き出させて消耗させる効果を持つものであるため、「6」という金の性質をもった数そのものも大切な要素です。5本管や5枚の古銭ではなく6本、6枚のものを選んでくださいね。これらは安いものならアマゾン等で1,000円程度で購入可能ですよ。

 もう一つ代表的なものとして水竹をあげておきます。水に入った3本の竹のことですが、これも「3」の数そのものが木の意味を持つために3本だということで、「水」と「木」の複合アイテムとして考えます。ミリオンバンブー、スパイラルバンブーという名前で売られていることも多いです。

 ・・・と、ここまでが化殺について超概論のみを示した説明になります。
ご参考に再度鑑定例で挙げた化殺について振り返ってみます。
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 たとえば第九運以降の玄関方位については向星3(木)を化殺の対象としますので、化殺に使用する五行は「火」か「土」になります。

 第九運以降のキッチンにおいては向星8(土)を化殺の対象としますので化殺には「金」か「水」を使用します。リビングの向星2(土)も同様ですね。
 2024年の玄関については年飛星の5(土)を化殺の対象としますので「金」か「水」を使用します。

 リビングの向星7(金)のエリアには「水」か「木」を使用する・・・といった具合のものです。

 こうした理論背景があって化殺のためのアイテムを選んでいるというお話でした。

 それではこの記事はここまでです。ここまで読んでいただいてありがとうございました。

 また風水が周辺環境などで避けて頂きたいものなどについて記事を書いていこうと考えていますのでまた見て頂けたら嬉しく思います。
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