「福袋」は片付けの大敵⁈

皆さん、福袋はお好きですか？

　年末に向けて「福袋の抽選申し込み」といったお知らせも多く目にするようになりましたね。

　コロナ以後は行列を避けるための「事前申し込み抽選」といった方法が多く見られて、中身まで公開されている物も多く、合理的でいいと思います。

　一昔前は、寒空の下百貨店の前に並び開店と同時に売り場へ走り！なんて事もありました。（今もありますが…。）

　私も若い頃はお目当てのブランド福袋めがけてショッピングモール内を爆走し、TV取材の映像にうっかり映ってしまい…。

　新年早々、友人達から「ニュース見たよー」と突っ込まれる…。なんてこともありました。

しかし「福袋」はお部屋の片付けにとっては大敵？！　注意が必要です！

　例えば1000円の福袋に1500円分の商品が入っている。というお得さは福袋の醍醐味。というか、それが福袋の存在意義、メリットでもありますね…。

ですが、お得とはいえその商品がすべて必要な物とは限らないのです。　

　福袋を購入する上でのデメリットを挙げると…。

「お得感というマジックで必要のない物を家に入れてしまうデメリット」

さらに

「お得感というマジックで必要のない物にお金を使ってしまうデメリット」

です。

「家に入る物と、消費する物、出る物とのバランスを考え、必要な物以外は家に入れないようにする」という事は、不要な物を増やさないようにするための、片付けの基本です。そうする事で無駄買いを防ぐ効果もあります。

必要な物かどうか…というよりも、何が入ってるか分からない。そのような物をお金を払って家に入れる。…片付けの基本と真逆の行為ですね。

　でもでも、気に入る物があるかもしれないし！お値段以上の物が入ってたらラッキーだし！開ける時のワクワク楽しいし！新年の運試しだし！

　そんな気持ちもわかります。　

そこで私が実践している、 片付けを妨げない、福袋を購入する際のポイントをご紹介します。

①外出用の洋服の福袋は買わない

　試着が出来ないのは危険です。

　最近では、入っているアイテムが分かる福袋もあります。

　ですが、欲しいアイテムが入っていたとしても、そのアイテムがしっくりいく、いい感じの物とは限りません。赤のニットが入っていたから買ったけど…。丈の長さが欲しい感じと違ったなぁ。とか、首元が開きすぎかなぁ。など、試着をしたら購入しなかったであろうアイテムだった場合…。

　使わずにクローゼットにしまいっぱなし、結局気に入るものを探して新たに購入、という事になってしまいます。

　細かい事は気にせず福袋に入っていた洋服、全部使います！という方は、問題ありません。むしろお値段以上の服をお安く購入できて良いと思います。

　私は物を増やさないという点で、持ち服のだいたいの数を決めているので、新しい服をお迎えする際は、試着してじっくり選ぶようにしています。

　そのため、お洋服系の福袋を購入する際は…

②パジャマ・部屋着ならOK　としています。

　ある程度、好みや人目を気にせず着られ、パジャマの買い替えのタイミングとしても福袋を利用するのはいいと思います。だいたいの中身やサイズが良ければ購入する事もあります。

③消費出来る物、食材、日用品はOK

　食材の詰め合わせは、おすすめです。

　コーヒーやお茶など年間通して必要な物や、レトルト系はありがたいです。

　ふだん食べない種類の食材が入っていても、新たなジャンルのお料理に挑戦したり、工夫して消費する事で料理の幅が広がったりします。

　洗剤などの日用品はもちろんしっかり消費します。

　ここで注意は、商品が布製のバッグに入っている物は避けます。バッグが不要な物として残ってしまう危険があるからです。新品ですから捨てる事にも抵抗がありますよね。このバックに使用目的がはっきりしている場合ならOKです。例えば、私は福袋のバッグを職場に持って行くお弁当と水筒入れにしていて、福袋時期に合わせて替えています。

　そのような予定がない場合は、紙袋などに入っている福袋を選びます。昔からある、赤い紙袋に白字で「福袋」て書いてあるのは新年感あって好きです(笑)

　④雑貨や文具、化粧品系は買わない

　　これらの物は、今の生活において、福袋を購入してまで必要な物はない。

　と判断しています。ポーチなども前記したような買い替え予定の物があれ

　ば良いですがそうでなければ、使われないまま保管。になりがちです。

　　化粧品も肌に合い、似合う物はしっかり消費できますが、そうでない場合　

　もあるので、洋服同様、吟味して買うようにしています。

　あくまでも、私の個人的な判断ですが。

　買い物にかける経済的余裕も、１K一人暮らしの収納的余裕もない私が、新年のお楽しみとして福袋を買う為に、たどり着いたルールです。

　このルールの中でどの福袋にするかチョイスを楽しむようにしています。

　初商いの熱におされて、勢いでやみくもに福袋に飛びつき購入し、お家に帰って開封してから「…これらの物にこれだけお金かけるなら、前から迷ってた上質ニット買えたじゃん…？何やってんの、私。」と新年から自己嫌悪…。なんて事は、遠い昔の思い出…となりました。