頑張れって言わないで!

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私は学生の頃スポーツをしており、けがに悩まされた選手人生だった。その競技はけがをしてしまって実質一年半ほどしか経験していない。計三回入院して、手術をした。膝の靱帯を再建する手術だ。
入院中に面白かったのは同室のおばさまたちと仲良くなって色んなことを話したことだ。そのうちの一人のおばさまのことをよく覚えている。当時その方は77歳だった。
その女性の発言で一番印象に残っているのは、
「頑張れって言わんとって。なんで頑張らないとあかんの?」
という言葉だ。頑張れという言葉はリハビリの先生から掛けられた言葉だった。
当時私はその発言をしたおばさまを不思議に思ったが、今ならわかる。無闇に頑張れと言わないほうがよいということを。
今のバイト先の一つ上の先輩がこんな言葉を私に掛けてくれた。
「無理しない程度にがんばりましょうね」
がむしゃらに頑張ることが正だと思っていた。そんなプレースタイルだったから、三度も懲りずにけがをしたのだろう。
私の周りに居てくれる人生の先輩方は、いつでも、誰もが、それは違うよと教えてくれる。頑張りすぎないでいい。無理はするな。
自分の100パーセントを出さないでいい。セーブすることが大事かもしれないと思った。

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