今回は、pack(),grid(),place()の3つのメソッドのオプションについてご紹介します。
■pack()メソッド
pack()メソッドには、「ウィンドウのどこに置くのか」を指定するための
sideというオプションがあります。メソッドの引数に「side = 定数」と書くことで位置を指定できます。
Tkinterでは、4つの定数を使って配置する位置を指定します。
・tkinter.TOP ⇒上から並べる(デフォルト)
・tkinter.LEFT ⇒左から並べる
・tkinter.RIGHT ⇒右から並べる
・tkinter.BOTTOM ⇒下から並べる
■grid()メソッド
grid()はウィジェットを格子状に並べて配置するメソッドで、row(行)と
column(列)を指定する。
例えば以下のようにコードを書くと、2×2でウィジェットを配置できる。
~.grid(row=0, column=0)
~.grid(row=0, column=1)
~.grid(row=1, column=0)
~.grid(row=1, column=1)
■place()メソッド
place()メソッドはxとy座標を指定してウィジェットを配置する。
単位はピクセルを使用する。
例えば以下のようにコードを書くと、ウィジェットを左上隅に配置できる。
~.place(x=0, y=0)
用途に応じて使い分けることができると非常に便利なメソッドです。
次回は、ボタンがクリックされたときに処理を行う方法についてご紹介します。