あなたは「やなせたかしさん」じゃない

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〜今回は「今からやれよ!」について〜

早い内になんでも頑張って成果を出したほうが良いよ。こういうと、その現実を受け入れたくない人が出てくるんです。あと、受け入れたくない人をカモにする人が出てきます。「大丈夫だよ」「君のままでいいんだよ」「まだあなたにはチャンスがあるから焦らなくていい」。その時によく引き合いに出されるのが「やなせたかしさんは60歳超えてからアンパンマンをヒットさせたんだ!」という“遅咲きの偉人”。言っときます、「「あなたはやなせたかしではありません」」

実際のやなせたかしさんを知っていますか?実際のやなせたかしさんの経歴はこう。20歳で三菱製薬の宣伝部に就職、22歳で出兵だけど幹部候補生になり、たった4年で陸軍軍曹になってます。27歳に高知新聞に入社し大活躍、28歳で上京し三越に入社しグラフィックデザイナーとして活躍の傍ら、副業で漫画を描き始める。三越の社内報や新聞や雑誌でも作品を発表。28歳ですよ(笑)34歳で三越を退社して専業漫画家になる。ちなみに退社理由は「三越の給料の3倍を漫画での収益で得ることができたから」41歳で「見上げてごらん夜の星を」の舞台美術をし、42歳で「手のひらを太陽に」を作詞。45歳の時にNHK番組の先生として活躍、46歳で漫画復興に尽力し、47歳で「愛する歌」をサンリオからオファーがありサンリオの業績を押し上げる。48歳に週刊朝日漫画大賞を受賞、50歳の時に手塚治虫のオファーを受けて美術監督として招かれる、54歳編集長になりアンパンマンを世に出される。61歳でアンパンマンが日本漫画家協会賞大賞を受賞、66歳でアンパンマンが日本漫画協会賞文部大臣賞受賞、69歳でアンパンマンのTV放送開始。

どうですか?これを遅咲きと言いますか?アンパンマンを当てた一発屋のような紹介がされてますが、実際は違うんです。若い時にスタートダッシュかましまくって、その時に築いた人脈などをフルに活用しまくって、活躍の場を自分で確保していく、60歳超えた後に更なる進化をした。というのが現実です。「遅咲きの偉人」とかを出して、謎に自分を正当化させて、期待と幻想を抱く前に、今日この日が一番若いのだから
「今」から頑張ってみてください。

「カーネルサンダースもそうだよね」


※詳しく聞きたい人は連絡ください。



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