良い物が売れるわけじゃない

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ビジネス・マーケティング
〜今回はハイスペックの落とし穴について〜

ハイスペック自体悪いことでは無い。オーバースペックになることが危ない。

50点の味が90点になると美味しくなったのが分かるが、90点が92点、95点になるとその差の違い、美味しさは分からない。
ジェットコースターの角度が45度から80度に変わると体感スピードが変わったのが分かるが、80度が85度、87度に変わっても体感スピード差は分からない。
つまり、「ハイスペック=お客様が認知できる領域」「オーバースペックとはお客様が認知できない領域」のことを指す。

言葉で言えば納得する方が多いんですが、現状、ついつい提供側はオーバースペックになりがちになる。別の例を挙げると、リモコンにボタンが沢山あるが全然使わないボタンが山程ある。とか(笑)

大前提としてハイスペックまで到達させるための労力は割いた方が良い。じゃないとそもそも土俵に上がれない。ただ、オーバースペックまでいくとそれは無駄な労力となってしまう。それに気づかないと、売れない、利用されない原因をスペックに求めてしまい「もっと良いものを」「もっとクオリティを」「もっと機能的なものを」となりお客様が求めているものからどんどん遠ざかっていってしまう。これが落とし穴なんです。

お聞きしますが「あなたが好きな、推してるアーティストは世界で一番歌がうまいですか?世界で一番ダンスが上手いですか?」「好きなスポーツチームは世界で一番強いですか?」「好きな飲食店は?」

「一番良いものが一番売れるわけではない」

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