なぜデザインのワークを始めるようになったのか?

記事
デザイン・イラスト
**デザイン&デザイナーに興味を持った経緯**

あれは忘れもしない2020年6月のこと。ふと、「デザインってどういう意味だ?」と疑問に思い、ネットでその意味を調べてみました。ネットでは次のような説明がありました。

①Webデザインやプロダクトデザインといったように、設計したり、色を塗ったりと、いわゆるデザイナーが行うクリエイティブな行為をいう。

②「デザインする」という動詞の意味の中には、「新しい可能性を発見するための問題解決のプロセス」という意味もある。

それまでの私は、長年学習塾の講師をやった後、50代でキャリアチェンジをし再就職支援をはじめとするキャリア支援の仕事に就いていました。デザインに興味を持つ直前に考えていたことは、「キャリアデザイン」という言葉の意味でした。「キャリアプランとどう違うのだろう?」と不思議に思い、そこから「そもそもデザインってどういう意味なんだ?」という疑問にぶつかったのが、デザインに興味を持つようになったきっかけでした。

ほんの数日前までデザインの「デ」の字も興味を持っていませんでした。ただ、オシャレっぽいものだとかインテリアだとか、ちょっとした美術品には多少の興味はありました。それが、「キャリア」と「デザイン」という言葉が結びついたとたん、強くデザインに惹かれるようになったのです。

**「デザインは生き方だ!」という直感がデザインに惹かれた理由かも?**

「デザイン」という言葉の意味を調べていくうちに、ある時から「デザイン思考」という言葉の魅力にはまってしまいました。デザイン思考というのを専門的に定義すると、次のようになるらしいです。

「デザイン思考」とは、デザインしたサービスやプロダクト(生産品)の先にあるユーザーを理解し、仮説を立て、初期の段階では明らかにならなかった第二の戦略や代替する解決策を特定するために問題を再定義する、一連の問題解決の考え方のこと。
「デザイン思考」の詳しい説明は、いずれブログの中で記述するつもりなので割愛します。「キャリアデザイン」の「デザイン」というのを、この「デザイン思考」と同意のものであるとすると、キャリアに関してとても意味深いものになるなと考えながら、興味本位に数名のデザイナーのことを調べてみました。すると、有名なデザイナーも、今注目の若手デザイナーも、それなりに仮説を立てながら人生自体をデザインして生きているように思えました。

そこから急激に自分もデザイナーになりたいと思ったのです。無茶な話です。なぜなら、突然デザインに興味を持ったこの時点で私はもうシニア。しかし、「デザインというクリエイティブな仕事は、自分のキャリアや生き方とも関わり深いものではないか」と思えた時から、「年齢など関係ない。シニアであっても、人生100年時代のこれからは、シニア以降のキャリアや生き方をどれだけ変えられるか、どれだけデザインできるかが大切だ」と鼓舞することができるようになりました。

何もデザイナーになって生計を立てるという訳ではありません。シニアからデザイナーを主たる仕事にできるはずもありません。しかし、趣味ではなく、それなりのスキルを身につけて僅かばかりの収入を得るぐらいの、言わばプチデザイナーぐらいにはなれるかも知れない。そんな夢を持って現在奮闘中であります。偉そうなことを言える立場ではありませんが、「これも、定年後のキャリア形成の一実験だ」とこの頃考えるようになりました。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す