「トレンド」と「サポレジ」の関係を整理すると・・・

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ビジネス・マーケティング
 サポレジ転換には、石橋を叩いて渡るような効果があります。
「レジスクンスラインを突破したけど、ほんとうにこのまま
上昇するのかな。今ひとつ、信用ならないから、
これまでレジスタンスだったラインが今後、
サボートに転換するか確かめにいこう」という値勅きがサボレジ転換です。

ダウ理論においては「トレンドは明確な転換の兆しが見えるまで継続する」
とされています。4時間足のトレンドに影響を与えるのは、
それを上回る時間枠である日足や週足のサポートとレジスタンスです。

例えば、4時間足で安定した上昇トレンドが形成されている時に、
より長期間の日足チャートでサポートレジスタンスの変化が観察された
場合を想像してみてください。

この状況では、「日足のサポートレジスタンスラインに達して、
価格が一時的に下降するのではないか?」や
「この下降がサポートレジスタンスの変化、そしてトレンドの転換に
繋がる可能性があるのではないか?」と考えることが重要です。

トレンドの重要な転換点に位置する強力なサポートやレジスタンス、
そして時間軸が長い上位の時間枠で形成されたサポートやレジスタンス
を識別することにより、「トレンドが継続するかどうか」
「反転する場合、どのポイントで起こりうるか」
といった判断が可能になります。

単なる一本の水平線と侮ることなかれ。

過去の高値や安値が奇妙なほどに一つの線上に並ぶ水平線は、
トレンドに対して強大な影響力を持つことがあります。

サポレジを意識すると、「ムダな売買ポイント」が減る
FX初心者は、勝利がもたらす「さらに利益を得られるかもしれない」
という期待でトレード回数を増やしたり、
逆に損失を「取り返す」という気持ちでさらに深くトレードに没頭し、
結果として資金をすべて失うことがしばしばあります。

サポートとレジスタンスの転換を意識したトレードをすることで、
トレード回数が自然と減少し、過度な取引やトレードへの依存から
脱却することが可能になります。
これは、サポートとレジスタンスの転換が全体の値動きの中で
占める割合が20%にも満たないためです。

レジスタンスやサポートのブレイクは頻繁に発生しますが、
その多くは最終的には価格の小さな突破に過ぎず、
騙しに終わるケースが多いため、勝率が下がる傾向にあります。
以前のレジスタンスラインがサポートに変わるかどうかを
確認するような行動は、長期間をカバーする4時間足以上の
チャートでは滅多に見られない動きです。

これは市場の深い洞察を要するためです。だからこそ、
「トレードはサポートとレジスタンスの転換時のみ」
というルールを厳守することで、不必要なトレードを避け、
高勝率の取引ポイントのみを狙うことが可能になります。

FX取引における20年以上の私の経験則では、
市場の動きは大きく分けて
買いの適切なゾーンが全体の10%
売りの適切なゾーンが全体の10%
取引を控えるべきゾーンが全体の80%
となります。実際には、市場の80%の動きは
「取引を控えて待つべき時」と言えます。

特に、過去の高値や安値が顕著でサポートやレジスタンス
となっている範囲近くの価格動向以外は基本的には無視すべきです。

このようにすることで、レンジ相場内の小さな価格変動に惑わされず、
失敗のリスクを減らすことができます。特に初心者の方は、
このルールを守るだけで、大きく勝率を向上させることが可能です。

レンジ相場は、投資家が価格が上昇するか下降するかを
決めかねている時の不安定な価格動きを指します。

この状況では、為替レートが上がるか下がるかの確率は
約50%にすぎません。勝率が50%の場合、バルサラの理論によれば、
資金は急速に減少することになります。

価格が急騰または急落を繰り返している時も、どのタイミングで
トレンドが終わりを告げ反転するか予測することは難しく、
このような動きに乗じると大きな損失を被るリスクがあります。
したがって、そういった場合は様子を見るのが賢明です。

もちろん、何も考えずに市場に飛び込むことで大きな利益
を得る可能性もあるため、レンジブレイク後の急な価格変動
を利用する手法が常に無効であるとは言えません。

しかし、これは個人のトレーディングスタイルによる選択です。
私は慎重派で、サポートとレジスタンスの転換を
じっくり待つタイプです。


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