MACDのダイバージェンスで「トレンドの衰退」を察知

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トレンド転換の予兆を察知するために、
オシレーター系指標の一つであるMACD
(Moving Average Convergence Divergence)
のダイバージェンスを利用することは有効です。

MACDは長期と短期の指数平滑移動平均線
(EMA)の差を示す指標で、この差が増える
とMACDはプラスの方向に上昇し、
逆に差が減少するとマイナスの方向に下降します。

為替レートが新しい高値をつけているにも
かかわらず、MACDが新しい高値を更新
できない場合、これをダイバージェンスと呼びます。

これは、トレンドの勢いが弱まっていることを示し、
トレンド転換の兆候と見なされることがあります。
同様に、為替レートが新しい安値を更新しているのに、
MACDが安値を切り上げている場合も
ダイバージェンスと見なされます。

しかし、ダイバージェンスが発生してもトレンドが
継続することは珍しくありません。
そのため、「ダイバージェンス=トレンド転換」
と単純に考えることはリスクが伴います。

MACDのようなオシレーター系指標は、
市場の過熱状態を測る道具として有用ですが、
それだけを頼りにするのではなく、他の分析方法
や市場の状況と合わせて考慮することが重要です。

オシレーター系指標は「売られ過ぎ」「買われ過ぎ」
のシグナルを示すことがありますが、為替市場では
これらのシグナルが出ていても、一直線の急騰や急落が
続くことがしばしばあります。

したがって、MACDを含むオシレーター系指標は、
あくまで補助的なツールとして利用し、
全体的な市場分析に統合することが重要です。

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