ラミナスです。
今日は立冬。冬の入口ということですが、ここ数日本当に暖かくて(いや暑くてというべきか)まだまだ冬は遠い感じがしますね。
私のセッションでは数秘をメインに使っていますが、時にタロットを使用することもあります。
私が使用しているのは「和尚禅タロット」といい、いわゆる一般的によく使われている「ライダーウェイト版」のタロットに「OSHO」の教えが入っているものです。
OSHOはご存じの方も多いと思いますが、20世紀のインドの思想家で、今でもその思想や瞑想方法などに触れている方はたくさんいらっしゃいます。
ご興味のある方は是非、本やYoutubeなど調べてみてくださいね。
OSHO禅タロットはその人の内面や思考、潜在意識にあるものをわかりやすく映し出してくれるものだと感じています。
絵柄もとてもわかりやすく、占いを受けてくださる方も理解しやすいと思います。
ただ、電話相談では絵柄を見ていただけないのが残念ですが…。
いつか機会があったら、実物のカードを見てみてください。
さて、今日は和尚禅タロットの中から、「これをやっている人多いですよね」というカードを1枚ご紹介します。
大アルカナの「15」のカード。
一般的なライダーウェイト版では「悪魔」と言うカードになりますが、和尚禅タロットでは「条件付け」というカードになります。
写真ではカードの全体が見えないので、わかりにくいと思いますが…
羊の群れの中に羊の皮をくくりつけたライオンがいます。
ライオンの表情をみると、ちょっとしかめっ面のような感じ。あまり楽しくなさそうです。
羊たちは集団で群れています。
羊たちは命令に従い、従順なので、管理する、支配する立場から見れば実に扱いやすい。
そんな羊たちからみると、羊の皮をかぶったライオンは異質な存在。
ライオンが頑張って羊っぽく振舞っていたとしても、やっぱり浮いてしまいます。
羊たちからは仲間はずれにされたり、怖がられたりしているかもしれません。
ライオンも居心地が悪いし、もしかしたら色々我慢していることがあるから、この表情なのかもしれません。
ではなぜ、ライオンは羊の皮をかぶっているのでしょうか?
それは、親や先生などの大人から「大人しく、従順にふるまい、ひつじらしくいるよう」に羊の皮をくくりつけられたから。(条件付け)
自分でもその方が愛されると思って、その条件付けをずっと手放さずにいたのです。
このカードが出たときは、羊の皮を脱ぎ捨てて、本当の自分に戻るときがきています。
羊の皮をくくりつけたままでいることは、実はライオンには楽だったりします。
親や先生たちからの教え通りにいれば愛されることでしょう。
でもライオンはライオン。
ライオンのパートナーになれるのはライオンであって、羊ではありません。
今のままではパートナーにも、本当の友人にも会えません。
このまま居心地の悪さを感じながらも、我慢してそこにいますか?
それとも勇気を出して、本当の自分を表現していきますか?
そんなことを問われているカードです。
このカードの意味に、心当たりがある人はたくさんいるのではないでしょうか?
ハートに手をおいて、ちょっと考えてみる時間を作ってみてくださいね。