歌ってみたMIXご依頼の際のデータに関して

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音声・音楽
UNO Projectに興味をお持ちいただき誠にありがとうございます。
私たちはココナラのサービスを通じて歌ってみたのMIXを提供させて頂いておりますが、特に初めて挑戦する方はどのようにデータをまとめたらいいか?何が正解なにかがわからないと思います。また、すでに経験者であっても実際の作業者がどのようなデータを希望しているか細かく聞いたことはなかなか無いと思います。

そこで実際に作業する際、どのようなデータの方が扱いやすいか知って頂き、お互いにスムーズにやりとりできる様に事前にご確認頂きたい内容をまとめました。

歌ってみたMIXのご依頼をいただく際のデータ作成方法など、詳しく説明したものです。

他の方に依頼する際も基本の考え方は同じですのでご自身の環境でも是非参考にしてみて頂けたら幸いです。

必要な情報について

MIXのご依頼をいただく際、データの他に必要な情報がございます。
同じ楽曲を同時に別の方からご依頼される場合もありますので特に歌唱者名等については必ずお知らせください。

ご指示の方向性については最初の段階で全てお伝え下さい。

必須項目
・曲名        :
・原曲アーティスト名 :
・歌ってみた歌唱者名 :
・歌詞        :

可能な限り欲しい項目
・曲のBPM     :わからない場合は不明と記載
・キー       :原キーもしくは+ーいくつか
・オケデータの出典 :DL元URL
・録音ソフト    :Cubase Protools等
・録音環境     :Mac or Windows or スマートフォン or タブレット

・MIX参考音源     :Youtube等のURL・違う曲でもOK
・出力の音圧感サンプル : 音圧を揃えて欲しい曲のURL

・その他オーダー項目  :細かい指示がある場合は詳しくご記載下さい

部分的にラジオボイスにして欲しい、左右に降って欲しい、ケロケロボイスにしてほしい、エコーで飛ばして欲しい、等に関しては下記のようにご指定下さい

指示の例
例:1A 「あなたのこころに」の「あなたの」をラジオボイスにしたい
例:1B 「そっと」「そっと」を左、右から順番に聞こえる様にしたい

上記の指示も含め、最初の段階で出来る限り細かい指示書を作成お願い致します。後からの指定となりますと作業工数が増えてしまいます。追加指示の工数が多い場合は追加費用をご相談させていただく場合がございます。

データの形式について

頭揃えのトラックデータで必ずご提供をお願いします。
最低:44k16bit 推奨:48k24bit
モノラル WAVデータを推奨しております。

よく書き出した時にステレオになってしまうという場合があります。ステレオのデータでもこちらでモノラルデータに変換することは可能ですが、少しでもクオリティを上げるためには出来ればモノラルで出力して頂いた方が良いでしょう。

また、どうしてもという場合はmp3データでも可能です。
しかしクオリティが低下しますのであまりオススメ出来ません。高品質に仕上げたいという場合は必ずWAVデータをご用意下さい。

納品データについて

特に指定がない場合は24bit48kWAVで納品致します。
ご指定がある場合は発注時にお申し出いただけますと幸いです。

エフェクトは全て外して下さい

録音段階でかけているエフェクト類(コンプ・リバーブ・ディレイなど)は調整段階で劣化の原因になりますので全て外してください。

0dbを超えない様にして下さい

録音時、メーターが0dbを超えて入力されている・0dbに到達している場合は音割れの原因となります。−10〜16db付近にメーターが上下するくらいで録音して頂くと間違いが少ないと思います。

WAVのデータ名について

データの命名規則に関しては絶対的なルールは存在しませんが、作業者にわかりやすく伝わる必要性があります。このデータが使用するための素材なのか、予備なのか?がわかりやすい様にまとめる必要があります。
あくまで下記は1つの例でしかありませんがこのようになっていればUNO Projectへのご依頼は問題ありません。

○メインボーカルのOKデータ:Main_OK.wav
○メインボーカルのダブリングデータ:Main_Dub.wav
○メインボーカルの予備テイク:Main_Take1.wav , Main_Take2.wav
○合いの手・ウーハーコーラスなど:Ainote.wav , Chorus.wav
●ハモデータ:Harmo_L1.wav , HarmoR1.wav等
※ハモリデータをLRに振りたい場合はデータ名にLRの指定をお願いします。

例えば、メインボーカルがサビとその他で2本に分かれているなどは問題ありません。そのあ場合はMain_OK1.wav等にして頂ければ並べる際に把握しやすいです。

ここで1つ注意頂きたい事ですが、例えばBメロの一部だけハモデータに入ってしまっているとか、合いの手がハモリデータに入ってしまっているとかになってしまうと作業する時に非常にわかり辛くなってしまいます。全体像が把握しづらいということはクオリティコントロールにも影響があります。
より良いものを作る為に、作業しやすいデータの提供をお願い致します。

メインボーカルはOKテイク1本+予備テイク2本を推奨しています。

OKテイク1本のみでももちろん対応可能です。
2本程度の予備テイクがあると修正時にガリが出た時やノイズを発見したときにリカバリーがしやすく、クオリティアップに繋がります。
またハモリを生成するときも予備テイクがあるとクオリティが上がりますのでご用意されることをお勧めしております。

頭揃えデータって何ですか?

DAW(音楽制作ソフト)にデータを並べて同時に再生すると各パートがズレることなく綺麗に重なって聞こえる状態のデータを「頭揃え」と言います。
空白部分が無駄に思えるかもしれませんが、データを受け取った作業者はどのフレーズがどこで鳴るかを知りません。「全てのデータを揃えて一斉に鳴らす」と決まっていれば双方にとってミスを可能な限り無くすことが出来ます。

どうしてmp3だとクオリティが下がるんですか?

mp3データは「MPEG-1 Audio Layer-3」という形式で圧縮された音声データです。超簡単に言うと、耳に聞こえなさそうな部分を削ってデータを軽くして扱いやすくしたもの、ということになります。

ぱっと聞き解らないかもしれませんが、削ぎ落としたデータがあるので加工して作品を作る上ではあまりお勧めできないのが現状です。

カメラで例えると、デジタル一眼カメラのRAW形式がWAVだと思っていただけるといいかと思います。RAWデータであれば現像段階でさまざまな調整が出来ますがJPEGになってしまっていると加工すればするだけ劣化してしまいます。WAVデータは現在のネットの速度では軽いほうのデータですのでどうしても特別な事情でない限りはWAVで送って頂くことをお勧めいています。
(オケデータはピッチ修正を行わない為、mp3でも問題ありません)

スマホ録音でもいいですか?

可能ですが、録音方法によっては編集が難しい場合があります。
スマートフォンのマイクは歌を歌うために作られた物ではない為、ノイズであったり、音の質感が歌の編集に向いていない事は確かです。
しかしながらスマートフォン録音で実際に活動されている方もいらっしゃいますので、データを事前に確認させて頂けましたら詳しい判断が可能です。

ノイズってどれ位まで大丈夫ですか?

「ガチャガチャ」「ボボボボボ」など、大きな音が歌に被っている場合は除去不可能です。

たまに入る小さな「コツン」という音
「サー」と聞こえる小さなホワイトノイズ
遠くで聞こえる換気扇の音
これらの内容であれば対応可能な場合が殆どです。

しかし、ノイズは可能な限り少ない方が良いですので、可能な限り換気扇を止めるなどの対策をして頂けますと幸いです。
エフェクトで除去できるとは言っても、除去した分の音の成分は確実に劣化しています。出来るだけ部屋鳴りの少ない、静かな環境での録音が望ましいです。エアコンや換気扇など、ノイズが多い場所ではコンデンサーマイクではなくダイナミックマイクで録音してみるとノイズが入りにくい場合があります。どの程度まで大丈夫かは実際のデータを確認してみないと判りません。事前のお見積もり段階でご相談いただけましたら大丈夫かどうかご回答させていただきます。

曲に「Wow、Wow」など合いの手が入っていますが追加料金が必要ですか?

メインボーカルと交互に入る場合にはほとんどの場合メインボーカルとして扱いますので追加料金を頂きません。ほぼ全部に渡ってダブリングがある、編集箇所が通常の楽曲より著しく多い、などの場合は実データを確認した上でお見積もりを提示させて頂きます。着手後に追加料金をご請求することはありませんのでご安心ください。

ハモ入りオケを作って欲しい

歌枠用にハモリを入れたオケデータを出力して欲しい、歌始まりなので頭にカウントを入れた状態で欲しい、などのご要望もオプションで承ることが可能です。

リテイクについて

MIXの初稿を確認頂いた段階でもう少しボーカルを大きく、とか、1:30の「あ」のタイミングをハモリとジャストで合わせて欲しい、など実際作業で発生する部分に関してはやりとりの中でご指摘いただけますと幸いです。
可能な限りお客様のご希望に寄り添った対応をさせて頂きたいと考えておりますが、あまりに細かい指示の場合は追加料金をご相談させていただく場合がございます。強めのボーカル修正をご希望の場合は最初にオーダーいただけますと幸いです。

最後に

如何でしたでしょうか?
少々長くなってしまいましたが、実際にプロの現場ではより高い品質に仕上げる為に、より多くの注意を払って録音の段階から慎重に制作を行っています。
ご依頼頂く皆様とよりより作品作りが出来る様に、参考にして頂けましたら幸いです。

歌ってみたMIXのご依頼は下記URLからお願い致します!

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