こんにちは。過激なタイトルからはじまりました。言わせてください。
久々に怒っています。
先日テレビを見ていたら、占いに依存してしまった方の特集をしていました。
占い師に心酔しきってしまい、挙句の果てに、占い師に良いように使われ、お金を取られ、あれよあれよという間に、転落の人生を歩んでしまった女性の話。
こんなこと聞くと、反吐が出ます。
だれが悪いかって、依存した方ではありません。
占い師です、占い師。
お客様を依存させるまでおとしめた占い師。「絶対に許せません」
本当にざっくりとした説明しかしていませんが、このような占い師は本当に許せません。
でも、この世に存在しているのも事実です。
そして、私たちは占いに翻弄され、時には依存してしまうこともあるということを知っておかなければいけません。
ついでに、依存症についてもうちょっと詳しく勉強していきましょう。
依存症とは?
依存症とは何かというと、
ある物事に依存し、それがないと身体的・精神的な平常を保てなくなる状態。アルコール依存症のような物質に対するものと、インターネット依存症のように行為に対するもの、共依存のように人間関係に対するものがある。(引用:デジタル大辞泉)
簡単に言うと「依存しすぎてしまって、それがないと生きられない」というような状態。
人は何かに依存して生きているわけですが、それが度を超えてしまうということです。
これを占いに当てはめると、
「占いに依存しきってしまい、日常生活を普通に生きていくことができない」ということになります。
占いというものは、絶対ではありません。
また、占い師の言うことも絶対ということはありません。
必要に応じて参考にして、うまく活用するのが、一番効果的な使い方です。
でも、度を越してしまうと、占いの結果や占い師の言うことを絶対視してしまうこともあります。それが、「占い依存症」につながっていきます。
占い依存症A子さんの話
シングルマザーのA子さんは、花子さん(小学4年生)と太郎君(小学1年生)と、市内のアパートで生活していました。A子さんは、近くのスーパーでパートをしており、毎日の生活が苦しくも、何とか家族3人で生活していました。
贅沢はできないながらも、子どもが幸せそうに寝ている姿を見る時が、本当に至福の時間でした。
そんなある日、ふと読んでいた雑誌の占いの特集(電話での相談)が目に留まりました。最初は恐る恐る電話してみると、その占い師さんには、何でも話すことができました。今まで一人で仕事と子育てをしてきたこと、昔の夫のこと、これからの将来のこと、こんなに親身になって、話を聞いてくれる存在は、近くにいませんでした。
ふと気がつくと、電話をして2時間が経過しており、その時すでに、5000円の占いの費用がかかりました。
それからというもの、その占い師との話が、A子さんにとって、心を落ち着かせて安心できる唯一の時間となりました。
最初は、その占い師とのやりとりにかかるお金を工面するために、子どもとの時間を削り、今まで以上に仕事をするようになりました。それでも何とか生活できており、A子さん自身は、充実した毎日を送っていました。
不安はお金になる?
半年たったある日、占い師はA子さんの不安をあおるように、「今よりもっと幸せになりたければ、今まで以上にお金が必要です。」とのこと。
この半年という期間で、A子さんは、その占い師に心酔しきっていました。
A子さんにとっては、唯一の幸せな時間を失いたくい気持ちと、この占い師の言うことに間違いはない、ということから、お金を払ってしまいます。
A子さんは、子どもとの時間も顧みず、占い師との関係を断ち切りたくない一心から、お金をなんとか工面していたものの、ついにはお金が底をついてしまいました。
そこから、A子さんは夜の街で働くことになり、その後転落するまでには、時間がかかりませんでした。
占いは活用するもの
これは、ブログで何回も言ってきていることですが、占いは、不安をあおったり、落ち込んだりするためのものではありません。占いは活用するものです。
占いの結果が悪いものあったとしても、それで、さらに落ち込んだり、不安が増すというようなことでは、何のための占いか分かりません。
悪い結果が出たら
・さらに悪くならないように、今できることはないか
・だれか助けてくれる人はいないか
失敗を防いで成功に導く。それが、占いの役割です。