看護師として大事にしている事②患者さんを看るという事

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コラム
こんにちは。
 応援する看護師として活動しているタニタクです。
 今回は学生さんに看護師として大事だと思う事について話す機会がある時にいつも伝えている事の一つ、
 患者さんを看る
という事について書こうと思います。

 ここでは見ると書かずに看ると書いています。
 看護師の看という字は目に手が付いていると言われる事が多く、目で見る だけでなく、手を使う、手を差し伸べる、体を支える、心を支えるといった表現をされたりします。
 自分が大事にしている相手を思う事であり、相手に興味を持つという事の表現の一つかなと思っています。

 では相手に興味を持つ事がなぜ大事なのか?
 興味を持つことで何が変化するのかという視点で考えてみます。
わかりやすい例として、身近な人の変化があげられるのかなと思っています。「今日は何か普段よりも顔色が良くないな。」とか「いつもより元気が無いな。」などは、相手の普段を知らないと気付けない事であり、その気付きに繋がる事が興味を持つという事なんだろうなと思います。
 自分は高齢者と対峙する事が多い環境に居た為、上に書いたような違和感があった際にそのままにしておくと病状の急変や転倒に繋がるといった体験をしてきました。
だからこそ違和感を感じたらそのままにせずに、違和感、変化の原因を探るといった事をしていますし、そういった観察眼の根底には相手に興味を持つ事があるのだろうなと思います。

 看護の看という字の個人的解釈と自分の看護にどう繋げているかを学生さんに話す機会では伝えています。相手と向き合い、関心を持つ事がよりよい看護を提供できる一歩目ではないかなと思いながら、今日も信頼してくれる方と向き合っていきたいと思っています。

 読んでいただきありがとうございました。
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