こんにちは、きむにぃです。
今回は、Cさんが抱えていた管理職としてのいろいろな悩みを1on1を通じて解きほぐし、Cさん自ら気付きを得て進むべき方針を見つけ、新たな一歩を踏み出すことができたという話をしたいと思います。
Cさんは、管理職になったばかりの人でした。
Cさんの部下には、他のチームで活躍ができなかった人や精神的に疲れてしまった人もいて、また年齢層が比較的高いこともあり、前向きなことを言ってもなかなか付いて来てくれないという状況にありました。
私はCさんの立場やチームの状況など、Cさんに寄り添いながらCさんのモヤモヤを一つ一つ丁寧に聴いていきました。
そうしたところ、Cさんは管理職として自分自身スキルアップしなければいけないと感じている中で、部下への適切な仕事の任せ方とはなんだろうかということに一番悩んでいることが明らかになりました。
私はCさんに、過去に自分自身が部下だったとき、上司からどうやって仕事を振られていたか、それによってどのように感じたかということを質問してみました。
すると、Cさんは、上司からは仕事をほぼ丸投げされていたこと、どのように進めていいかわからないながらも自ら模索して仕事に取り組む中で様々なスキルを身につけることができたこと、振り返ると自分が成長できたその経験に感謝していることを話してくれました。
そしてその瞬間Cさんは、部下への仕事の任せ方の一つの解答に気づいたのです。
管理職としての悩みを自らの経験をもとにプレイヤー視点で考えることで、悩みをクリアにし、新たな視点を手に入れた瞬間でした。
Cさんはこの1on1をきっかけに、部下への仕事の任せ方や指導方法に自信が持てるようになり、具体的な行動に移すことができるようになりました。
悩んでいたCさん自身が自分の経験から気づきを得て行動に移せたこと、自分の行動に自信を持てるようになったこと、そうすることで管理職としてスキルアップすることができたことを間近でみることができて、私は心から感動しました。
本当に悩んでいることの答えは、案外自分自身の中にすでにあるものなのかもしれません。
1on1での対話は、気づきを生み出し、新たな行動を促す力、自信を醸成する力を持っていることを改めて感じた経験でした。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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