「小説の技法」Lesson20 「野郎系女性」撲滅運動!!

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 課題の「怪談」は、無目的に、女性主人公の一人称であるわけではありません。
 この課題で出すと、心に野郎系女性を抱えている方は、絶対に、野郎系女性を晒します。男女の書き分け以前に、この野郎系女性主人公ってものを、早期に禁止させて頂きます。野郎系女性? そう、スカート履いて化粧しているただの男です。心が野郎で、かつ、台詞が異常になよかったりします。皆さんの課題怪談、特に男性で野郎系女性の出ない方、いない。

 私、女がわからないっていう賞獲り希望さんに、女性用のパンティとミニスカートで夜中外に出ろと命じたことがあります。「凄く怖かった」って言っていました。別に、男なのにスカート履いてる~ってばれるのが怖いのではなく、足の間がすかすかして、おっかないって言うんですね。何かあったらどうしよう、と。とても不安になったそうです。

 勇気があれば、スカート履いて、コンビニに夜中行ってみましょう。服装一枚で、それほど、違いがわかります。で、ハイヒール履いてみましょう。女って大変だなって思うから。
 何か、男にばっかり冷たいって言う方います? 日本には、女ばっかりで男性を演じるメジャー劇団がありますね。その男性を演じる方たち、やはりズボンの下、果物詰めて真似をして歩いたりするそうですよ。やっぱり歩き方が違う、と言います。プロはやるの!

 というわけで、女を知ってもらおうと、二冊、ブクログに本を入れておきました。どちらも、過去の女の人ですよ。現代の女性は、もっと自由で、明るくて、地位も上がっているし、と反撃される女性がいるかもしれませんが、まず、本質の話です。器質的に弱いのは否定できません。野郎系女性を書く方たちは、何百年経とうと変わらない女の弱いって部分がわかっていません。私が反動的なわけでもなく、女性の地位向上を理解しないというわけでもありません。地位向上と叫ばないと地位が向上しないあたり、ボロボロに弱いです。

 そして、この弱さゆえに、とんでもなく、世渡りが賢かったり、ずるかったり、甘えたり、恋愛においてわざと相手に冷たくしたり、嫌な面を振りまくものです。打算的。猫、そう、猫っぽい。そういう女性の本質である、弱さゆえの不安感みたいなものの核をキャッチしておかないと、一生、問題が起きるたびに、あなたの女主人公は野郎になります。

 そして、概ね、可愛いし、綺麗だったり、おしゃれだったり、いい匂いがしたり、一見、優しかったりしますから。母性的で甘えさせてもくれますよ。ひと時。と、私がタイムで区切るのは、女性って体力がないゆえに、気分の変調が男性より早いんです。魅力的でしょう。

 怪談メソッドの例でいえば、まず、女性一人称ですから、女性の使わない硬い単語は使わない配慮が欲しいです。「私が忖度するに」絶対、使いません。女性の話し言葉、よく研究しておきましょう。台詞の語尾に、わ、とか、ね、とか、よ、とか使えばいいわけじゃないです。この核のキャッチをしておけば、怪異にだんだん慣れる人間などいないことがわかります。男性も同じでしょう。だんだん不気味になるの。平気になってはいきません! この日常的に変な感情から変な行動を取る人間を書くことも止めましょう。そこ、大問題です。

 常に自分ならでいいです。で、女も同じかな?でいいです。一番の違い? 男は合理的です。女は感情的です。物事の決定において。ずっと見ていて、そう思います。 質問求。

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