第11回SBCラジオCMコピコン受賞作を分析するぜ！④

男性　私たち土木管理総合試験所は、

　　　防災減災対策やインフラストックの維持管理まで、

　　　社会を下から支える会社です。

女性　だから、みんな知らないのね。

男性　それを言っちゃ、おしまいよ。

女性　それなら、なんとかしなさいよ。

ラジオＣＭにしては珍しく締めのＮＡがない作品。「説明役＋オチ」の2人だけの会話で成立している作品です。「説明役＋オチ」の作品はやや堅いお題で使うと活きるテクニックです。

「土木管理総合試験所」という会社の仕事はイメージが湧きにくい＝説明しないと分からない仕事なのですが、それを「説明役＋オチ」の会話で分かりやすく、しかもオチをつけて印象に残るように作られています。

女Ａ　おたく、家を建てたらしいわね？

女Ｂ　まあね。

女Ａ　どこに頼んだの？

女Ｂ　もちろん、スワテック建設よ。

女Ａ　どうして「もちろん」なの？

女Ｂ　やれやれ。そこから話さないといけないのね。（ため息をつきながら）

ＮＡ　快適な住まいを実現する。スワテック建設のスワミライ住宅

こちらもＳＢＣの入賞作品。説明はしていませんが「説明役＋オチ」の構造で作られています。説明はしてないけど家を建てるなら「もちろん」スワテック建設という印象が強く残る作品です。審査員の講評でも「説明するのが面倒くさいほど一杯説明することがある。たくさんの良さがあるということを含ませながら「快適な住まいを実現する～」とつなげた流れがよい。」と講評されています。