明るい色を求める

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コラム
ブログにお越しいただきありがとうございます。
認知症の方と音楽が大好きな、ケアマネピアニストのHitomiです。

カラーの話。

80代の女性Oさんは
自分で食事を食べられますが、重い食器は持てずに落としてしまいます。
いろいろ工夫しましたが結局、
軽い小さめの持ちやすい食器を買ってみることにしました。

何色がいいですか?とお聞きすると
『黄色!』と即答。
確かに食欲増進かつ消化に良いとされている色です。
さすが!
と同時に、明るい色を求めておられるんだなと思いました。

90代の女性Kさん。
デパ地下で食材を買っておられたマダムです。
私が普段履いている赤い靴を見て
『ええなあ、どこで売ってんの?その靴。色がええわ』
赤に反応しておられました。

季節ごとにフロアの壁絵を利用者さんと一緒に作成して貼るのですが、
パッとした色やキラキラ派手目の飾り付けに
『胸がスッとする』『目が覚める』とみなさんおっしゃいます。

高齢者だからと落ち着いた色、暗めの無難な色を求めているとは限りません。
むしろ逆のように感じます。

そういえば在宅訪問していた頃、
韓流スターが大好きな90代女性Nさんに
服合わせの相談をされたことがありました。
『紫の半袖ブラウスの下に長袖のTシャツ着たいんだけど
何色がいいと思う?』と。
私が『黒とか白ですかねえ』と答えると
しばらく考えてから
『それは地味すぎるわ。黄色にする!』とおっしゃったんです。
おーーー黄色かーー、と思いました。

私も歳を重ねてきて最近思います。
明るい色や輝きを身につけたい、と。


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