紅白歌合戦を横目に眺めながら、これから出かけます。
一年前の今夜、あの子が人生の最後を迎えた場所へ。
私は関わっていながら、それを防ぐことができませんでした。
サインはあったのに、油断していました。
あともうひと工夫しておけばよかった。
あの子は家庭で親から虐待を受けていて、職場ではパワハラとセクハラを受けていました。
あの子の親は会社でパワハラ処分を受けて、転職を繰り返していました。
そして、家に帰ればあの子にパワハラを。
パワハラ加害者はカウンセリングを受けません。
被害者は自腹でカウンセリングを受けます。
その子も自腹で精神科に通っていました。
そして間に合いませんでした。
加害者がいる限り被害者は増え、カウンセリングを受ける。
私がやりたいのは、加害者の改善です。
その方法としてカウンセリング的対応をしますが、会社の理解と協力が必要です。
企業がパワハラ加害者を切り捨てても、世の中全体としてはなんの解決にもなりません。
そして若い命が危険にさらされるのです。
そういうことを少しでも減らしたくて、私はハラスメント対策を支援します。
これからあの子に会いに行ってきます。