呪詛 男性だけに障っていた例

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ある日、長年の友人から故人のようすを知りたいと連絡がありました。



まだお若いのに交通事故で亡くなったそうで、成仏できているかどうか知りたいという依頼でした。



霊視してみると、前後の記憶はなく気が付いた時には車のライトの眩しさで動くことができず事故にあってしまったようでした。

事故の前の記憶は、割と辿ることができるのでちょっと不審に思い彼女にきいてみると、ちょっと前からの言動も曖昧で不思議だったのです。

ご家族の話によると「飲みに行ってくる」と家を出たものの、財布もスマホも持たずに出かけていて心配していたところ事故の連絡が入ったそうです。



彼の時間は凍り付いていて、ご遺族がされている法要はまだ彼には届いていませんでした。



「どうして?」

ご遺族の悲しみはつきません。

日頃しっかり者の彼がスマホも財布も持たずに出かけていることがそもそもご家族は納得できていらっしゃらないようでした。

彼の意識にアクセスしても自分が「飲みに行った」という認識がありませんでした。

私も「どうして?」と思い、成仏できるよう手助けもしたくて定期的に霊視を続けていました。



何回も時間をかけていると視えてくることが多くなります。

1枚1枚ヴェールをはいでいくように、深く事情が視えてくるのです。



彼女の家系には男性だけに障る呪詛がありました。

故人のごようすを霊視する3年か4年前でしょうか、男性ばかりが体調不良や突然の事故で亡くなる、彼女のごきょうだいも婚約し赤ちゃんも授かったのにご縁を切られ父親になることも拒否され、精神を病んでしまったという相談でした。

*今は回復されて元気にお過ごしだそうです。

霊視してみると、血縁関係にある男性にだけ特殊な黒い筋が視えました。

4代か5代前から続いているもので、直系の子孫がいなくなり傍系の彼女のご親族に障りはじめていたのです。

その呪詛はなんとか彼女のご家族を切り離すことはできましたが、他のご親族を切り離すことはできませんでした。



彼はちょっと悩んでいたか、ストレスで疲れていたのか、ちょっとした隙をつかれてしまったようでした。

もう私にできることは彼に残っている呪詛を浄化することだけでした。

それができたのが1年前。

ようやく凍り付いた彼の時間が動き出しました。



事故などの突然死は亡くなった方が自分の死に気がつかず、成仏までに時間がかかってしまうことが多くあります。

それでも成仏できるようになるのは、生きている方の想いです。

故人を思い出し偲ぶことがなによりの供養です。

大げさなお供物やお花がなくても供養はできます。

ないよりはあったほうがよいけれど、故人のことを懐かしく思い出すだけでも供養になります。



慌ただしい日常でも懐かしく恋しく故人を偲ぶことはとても大切です。
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