蠱毒化する日本

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動画のための台本を考えなくていいとなったら急に更新意欲が湧いてくるという何とも気紛れで天邪鬼な蓮見セイです。

■呪いのるつぼ

皆さんは蠱毒という言葉をご存知でしょうか。中国に古くから伝わる呪術の一種なのですが。呪術廻戦なんかで知っている方は多いかもしれませんね。
壺や瓶の中に蠍やマムシなど毒を持つ生物を何種類か詰めておいて、その中で殺し合いをさせます。生き残ったものには強い呪力が備わるらしく、呪う相手に送りつけたりするようです。

考えるだけで恐ろしいですよね。
陰陽師が公務員だった平安時代にもこの呪術は伝わっていたそうです。

何故このような話をしたかというと。
日本には様々な結界が張られているといいます。安倍晴明の頃からそのような伝説がまことしやかに流れていますよね。

真偽はともかく、それは別に悪いことではないのだとは思います。色々考えた結果なのでしょうから。

ただ、その結界が逆に蠱毒のような現象を引き起こしているのではないのかとも思うのです。もちろんそうならないようにエネルギーの逃げ道のようなものも作っているとは思うのですが、人口が増加し特定の場所に人が密集し、挙げ句ネット上でも呪い代行であったり思念伝達なんかのエネルギーワークで人に自分の思念をつけまくっていることも増えたわけですよね。

陰陽師の末裔もいるにはいるでしょうが、ヒーラーも含めて浄化や祓いが追いついているのか心配になりませんか?

ココナラだけではなく、スピリチュアル系のサイトを覗くと
「自分の気持ちを相手に伝える」とか
「意中の人に振り向いてもらえるようにコードを書き換える」
といったメニューがよく売れている肌感覚があります。

相手の気持ちを知りたいならまだしも、相手を自分の意のままにしようという行為は呪いの一種になり得ますよ。セラピスト本人は「魔術ではないので」とか何とか言うと思いますけど、

いやそれは魔術ですよ。白だろうが黒だろうが相手を操作するものは魔術です。呪いです。
親から与えられる名前、肉体の性別という制限もある意味広義的な呪いです。地球は容量が限られているのでどうしてもそういう表現になってしまうのでしょう。

何もしていなくても、特定の人に想いが行き過ぎると生霊を飛ばしてしまいますよね?よく有名人なんかが生霊憑いてるって指摘されたりしていますよね。
逆にそれが人気の糧になっている場合はあるんですが、多過ぎると本人に悪影響が出たりするんですよ。

ですから思念伝達のような施術は生霊の力をさらにブーストさせるようなもので。それで相手が受け入れて上手くいくならいいですよ。
でも相手にだって選ぶ権利はありますよね。他の方を選んだ場合は?

その生霊は相手とその選んだ人に怨念を送るはめになるんですよね。

分かりますか、この危険性。


■組織の自浄作用のなさが全てを物語る

これは政府や企業でも同じことが言えます。いち家庭内でもそうです。末端の人間の命が奪われてもなかなか体制を変えられませんよね。
ジャニーズ・宝塚問題しかり。
日本のほとんどの組織で自浄作用が働かない。その組織が自滅するまでそれが延々と続くんですよ。特定の力を持つ人間が搾取し続ける現象が。
いえばお互いにエネルギーを奪い合うということがどこででも起こっているというわけです。

それを「蠱毒化」と言わずして何という。

「自分の意のままでないと嫌」という意識が根本的に拭えなければ、どの人間関係も上手くいくわけありません。そういう意味で相手との違いを尊重する、一定の線引きをするという概念がこの国にはなさすぎます。

例えば「潜在意識を書き換える」とか「引き寄せで成功!」とかそういうのも行き過ぎてしまうと「自分の意のままでないと嫌」ということになります。

こんなに自分も相手も操作しようとする生きづらさはHSPだとかスターシードとか、そういうのは関係ないですよ。少ないパイを奪い合うことでしか成り立たない社会で誰1人として生きやすいなんて人はいませんよ。

経済的にも困窮し、他言語も習得できない日本人が海外に出ていくのは相当の覚悟がないとできなくなってしまいましたし。
結界の中で互いを食い合うことしかできない。

だったら結界内を浄化していくしか方法はありませんよね。
最低限自分の寝室、あるいは家。自分が身につけているもの。そういうところから始めていくしかありません。

結界を張るということは「境界線を引く」ということです。

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