感情と自分の関係を知れば、心が楽になる

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喜び、哀しみ、不安、心配、恐れなど、普段生活していると様々な感情が沸き上がってきます。喜びや楽しいなど有益な感情であればいいのですが、不安、悲しみなどネガティブな感情で苦しんでいる人も少なくありません。

この感情をどのように捉えるかで、心の安定感は格段に変わります。今回は、その感情に焦点をあてて、感情の捉え方について考えてみたいと思います。

結論から言いますと、「感情」は自分ではないと考えることです。

えっ、どういうこと?と思われた方もいるかもしれません。
しかし、よく考えてください。感情は自分だと思いますか?
とめどなくあふれてくる不安、哀しみ、恐れなどの感情。自分では考えたくないと思ってもいろんな感情が溢れてきませんか?
感情をコントロールしようとおもってもできないですよね。つまり、自分ではないのです。逆にコントロールしようと思うと余計に感情が反発して、その感情が強く出てしまうこともあります。
例えば、人前に立つのが苦手でドキドキが止まらないとき、緊張しないように言い聞かせても無駄です。むしろ、緊張しないようにすると余計に緊張してしまうものです。

では、自分とは何なのか。

私は、自分とは「感情を観察する者」だと考えています。もう一度言います。自分=感情ではなく、その感情を「ただ観察する者」なのです。他人をコントロールしようとしても無駄なように、感情自体をコントロールしようとおもってもできないのです。
感情をコントロールしようとして、できなくて苦しんでいる人が多いような気がします。感情は自分ではなく、観察者だと考えることでコントロールしようと思ってもできない苦しみから解放されることかと思います。

でも、なかなか今まで自分だと思っていた感情を切り離すことが難しいと思います。そこで実践していただきたのが、「感情を紙にただひたすら書き出す」ということです。紙に書き出すことで自分と感情を切り離し、観察しやすくなります。
ただ紙にひたすら書くだけなので、難しいことはありません。不思議と心がスッキリとするはずです。

もし、いろんなネガティブな感情に苦しんでいるのなら、一度試していただければと思います。

皆様の毎日が少しでも過ごしやすく、楽しくなれば幸いです。

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