推薦入試指導に自信を!『小論文指導の型』をマスターしましょう!
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こんにちは。あっきーです。
推薦入試の指導
どうしたらいいの?
できないよ…
公立高校の教員として
6年目に初めて進学校に異動した年、
推薦入試の指導は私の中で
大きなストレスでした。
✅自分が小論文をまともに書けない
✅教員経験5年もあるのに
推薦入試の指導は初めて
✅プライドが邪魔して他の先生に聞けない
✅生徒が不合格になったら一生恨まれそう…
できないのにプライドばかり高くて、
自分のメンツを保つことしか
考えられなかったんです。
でも、だからこそ
生徒を不合格にさせないために
必死に学びました。
『推薦入試をどう指導したら良いか』
その結果、
初めて指導したその年から
5年連続、100%合格させています!
このことが、
推薦入試の指導だけでなく、
教員として大きな自信に繋がっています!
だから、
✅推薦入試の指導に悩んでいる
✅合格させて信頼される先生になりたい
✅生徒からも保護者からも感謝されたい
✅教員としての自信をつけたい
そんな先生方に
私が5年間の指導経験の中で
身につけた推薦入試の指導法を
特別に公開したいと思います!
ぜひ最後まで読んで
自信をもって指導できるように
なりましょう!
1.小論文指導のマスターが推薦入試で生徒を合格に導く近道
先生方、推薦入試で大事なことは
何だと思いますか?
・面接
・小論文
・表現力
・意欲 …etc
色々出てきそうですが、答えは
『自分の想いを明確に伝える力』です。
進学したい・学びたい意欲があっても、
それを相手に明確に伝えられなければ
意欲がないのと同じです。
面接で流暢に話せたとしても
肝心の想いを明確に伝えられなければ
面接官の印象にも残りません。
例えば大好きな人に
ラブレターを書くことを
イメージしてみましょう。
「好き」と書いていなかったり、
「どんなところが好きなのか」
がわからなかったり、
好きだから何なのか
「想いを知ってほしい」だけなのか
「お付き合いしてほしい」のか
など、自分の想いを伝えられなければ
ラブレターとして意味がないですよね。
この『想いを明確に伝える力』は
小論文の書き方を学ぶことで
身につけることができます。
小論文を書く力を身に付けたら、
『小論文の書き方で
志望理由書も書ける』
『志望理由書が書けたら
面接でも話せる』
ようになります。
まさに鬼に金棒!
怖いものなしですね!
だから、受験生にとって
小論文を書く力を身に付けることが
合格への近道なのです。
つまり、先生方は
小論文の指導をマスターすることで
生徒を合格に導くことができます。
2.小論文の型を使いこなしましょう
小論文って正解がない気がして
どう書いたらいいかわからない
って思っていませんか?
どうせ生徒も正解なんてわからないし、
適当にそれっぽいこと指摘しておけば
OKだよね。
推薦入試なんて半分運だよね~。
結果なんて読んだ人の気分次第で
変わるっしょ。
いいえ。
小論文には正解があります。
小論文は
① 問題に対する自分の意見を述べる
② その意見が正しいことを証明する
ための文章です。
小論文の正解は次の
4点を満たした文章です。
✅題意に沿っている
✅論理的である
✅一貫性がある
✅正しく書けている
まずは出題された問題をよく読んで
何について書くべきかを確認して
小論文の型にあてはめて書いていきます。
2-1.小論文の型とは
小論文の型とは
書き方の順番のことです。
様々な書き方がありますが
私がお勧めしているのは
次の順番で書くことです。
1.序論
2.本論①
3.本論②
4.結論
この順番で書くと、問いに対して
『意見を明確に』
『論理的に』
『一貫性をもって』
伝えることができます。
2-2.小論文の型を使った書き方の例
1.序論
2文だけ書きます。
(1文目)問いに対する自分の意見
(2文目)その意見である理由
問:健康の維持に大切なことについて600字以内で述べなさい。
序論の例)
私は健康の維持に大切なことは栄養バランスの良い食事を摂ることだと考える。なぜなら各栄養素にはそれぞれ身体の機能を正常に保つための働きがあるからだ。
2.本論①
序論の1文目に対する根拠を書きます。
(序論の1文目)私は健康の維持に大切なことは栄養バランスの良い食事を摂ることだと考える。
本論①の例)
健康の維持には栄養バランスの良い食事が必要である。私は中学まで偏食がひどく、肉などのタンパク質を多く含む食品ばかり食べていた。すると、エネルギー不足で疲れやすくなったらり、便秘がひどくなったりと体調が優れないことが多かった。高校に入ってからは栄養バランスのよい食事を摂るようになり、それらの症状が改善された。
3.本論②
序論の2文目に対する根拠を書きます。
(序論の2文目)なぜなら各栄養素にはそれぞれ身体の機能を正常に保つための働きがあるからだ。
本論②の例)
各栄養素には身体の機能を正常に保ち、健康を保つための働きがある。例えば3大栄養素のタンパク質は主に身体をつくる働き、炭水化物は主にエネルギーをつくる働き、脂質は主に熱をつくる働きがある。このようにそれぞれの栄養素には身体の正常な機能を維持するために必要な働きがある。
4.結論
序論から本論までを踏まえた
まとめを書きます。
結論の例)
よって、栄養バランスの良い食事を摂ることで、身体の機能を正常に保つことだできると考える。そのため、栄養バランスの良い食事が健康の維持のために大切である。
このように
『小論文の型』に合わせて
書いていけば
『意見を明確に』
『論理的に』
『一貫性をもって』
伝えることができます。
※内容の正しさは別で確認が必要です。
3.指導の型をマスターしましょう
小論文の指導なんて
難しくてできない…
と尻込みしなくて大丈夫です!
小論文の正解は次の
4点を満たした文章でした。
✅題意に沿っている
✅論理的である
✅一貫性がある
✅正しく書けている
ということは、
先生方はこの正解に近づくように
指導すれば良いですよね。
さらに、小論文には
『書き方の型』がありましたね。
『小論文の型』
1.序論
2.本論①
3.本論②
4.結論
『型に合わせて書かせたらいい』
そう考えたら小論文の指導も
少し楽に感じますよね。
具体的な指導の手順を見てみましょう。
3-1.指導の手順
最初の指導に時間を掛けます。
その後は正解に近づけるように
添削してあげるだけになります。
1. 最初の指導でやること
①問題を一緒に見て、
何について意見を書くべきか確認
問題文に対してオウム返しで
答えさせると良いです。
序論の1文目もオウム返しで書けます。
②生徒の意見を聞き、
先生の意見も伝えて議論する
生徒の意見とその根拠を聞きます。
先生の意見とその根拠も伝えてあげると
生徒の視野が広がります。
また、この段階で誤った知識があれば
指摘しておくと
内容的にも正しく書かせられます。
③『小論文の型』を伝えて型の順番に
当てはめて書くように指示を出す
議論した内容を元に
自分の意見とその根拠を
型に合わせて書いてこさせます。
2. 2回目以降の指導
書いてきた内容を
小論文の正解に近づけるように
添削していきます。
正解に近づける指示を出すだけなので
短時間で済みます。
3-2.添削のポイント
小論文の正解は次の
4点を満たした文章です。
✅題意に沿っている
✅論理的である
✅一貫性がある
✅正しく書けている
添削では次の点を確認して
修正の指示を出します。
①問題文に対する『論点ズレ』がないか確認
例えば「日本の経済について」問われているのに
「アメリカでは…」など他の問題と置き換えてしまう。
序論までは問題に対する答えが
合っているのに
本論や結論がズレている。
などがあります。
また、知識のある子は知識を見せるために
題意と関係のないことを
"わざわざ"書いてくる場合もあります。
『論点ズレ』は一番の減点対象です!
『問いに対する自分の意見』と
『意見の正しさを証明する』内容以外は
書かせないようにしましょう。
②自分の意見の正しさを証明できる
内容になっているか確認
例えば、
序論で健康の維持には
「3食欠かさず食事を摂ることが大事」
と書いた場合、
本論で
「栄養バランスが良いと健康が維持される」
と書いていたらおかしいですよね。
この場合、本論では
「なぜ3食欠かさないと健康が維持されるのか」
説明すべきですよね。
相手を納得させられる説明が書けているか
確認してあげましょう。
③正しく書けているかを確認
・書いてある内容の
知識の部分が誤っていないか
・漢字のミスはないか
などを確認して
正しいことが書けている文章に
してあげましょう。
3-3. 指導の回数
生徒にもよりますが、
2題程度を3回ぐらいずつ
添削してあげれば
生徒自身が『小論文の型』や
『気をつけるポイント』を理解して
スムーズに書けるようになってきます。
最終的には生徒自身が
本番の試験で書けることが大切ですよね!
そのためにも、
先生がポイントを絞って
指導してあげましょう。
4.最後に
推薦入試の指導には
生徒の合否だけでなく
生徒の人生がかかっています!
ただでさえ忙しく、
保護者からの要望も多い学校。
そんな大切な指導は
精神的な負担になり、授業や部活、
生徒指導など他の業務を圧迫します。
そんな中で人生に関わる指導は
指導に自信がなければ
精神的に大きな負担になります。
それも、小論文や面接など
正解が何かもわからなければ
指導に自信が持てないのも当然です。
私自身初めて指導した年は
生徒が落ちたら嫌だな
あの先生の指導力がなかったせいだと
思われたら嫌だな…
とネガティブになっていました。
✅自分が小論文をまともに書けない
✅教員経験5年もあるのに
推薦入試の指導は初めて
✅プライドが邪魔して他の先生に聞けない
✅生徒が不合格になったら恨まれそう…
そんなことばかり考えていた私でも
『小論文指導の型』を身に付けたことで
これまで100%の合格率を
叩き出しています!
初めは誰でも不安です。
そんな先生方の不安を少しでも
取り除いて
自信を持って指導に臨んでもらえたら
嬉しいです!
このブログを読んだ内容を
ぜひ実践してみてください。
何でもトライ&エラー
実際の生徒の小論文に向き合うと
難しく感じる場面があるかもしれません。
そんなときは相談も受け付けています。
私自身、最初に『指導の型』を
身に付けるまでは、プライドを捨てて
相談しやすい同僚に相談しまくりました(笑)
先生方もぜひ実践をして悩むことがあれば
相談してください。
ココナラで相談を受け付けています。
ご相談はこちらをクリック↓↓↓
最後まで読んでくださってありがとうございます。
これからも先生方の役に立てる
有益な情報を発信していきます。
これからもよろしくお願いします。