こんにちは
心理カウンセラーのなぎです。
30年ほど前のことです。
息子が6カ月検診で股関節の骨が未発達で「このまま骨が成長しなければ歩けなくなるので、手術が必要です。」と言われ、こども療育センターに行きました。
待合室で診察を待っていると、一台の移動ベッドを押すお母さんが前を通って行きました。
ベッドには、小学校高学年くらいのお子さんが寝ていました。
そのお子さんは、重度の障害をもっているようでした。
お母さんは、ベッドを押しながらお子さんに微笑みながら明るく話しかけていました。
息子のことで頭がいっぱいになっている私には、そのお母さんがどうして明るく話しかけていられるのか不思議でした。
幸い息子の骨は成長して歩くことが出来るようになりました。
その後、お子さんが障害をもっている何人かのお母さんとお話しすることがありました。
皆さん、明るく優しい方で心の強さを感じました。
障害をもつお子さんいるということで、心の葛藤や大変な思い、辛いことが沢山あったと思います。
受け入れたり乗り越えたりして、今の明るさと優しさがあるのだなと思いました。
人生には、思ってもみなかったことが起こることがあります。
楽しいこと辛いこと、経験したことすべてが今の自分をつくっています。